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はじめに
本報告書では、中国揚子江流域地区の造船所を中心に、企業毎に個別に概要をまとめております。
当部では、これまでに中国造船業全般を概観する「中国造船業の概況」及び「中国主要造船企業の概要と事業展開に関する調査」をまとめる一方で、地区別の「造船業の概況」をとりまとめてまいりました。
本報告書は、地区別の報告書として平成13年度の北京市及び華南地区、平成14年度の華北地区に続くもので、具体的には四川省、重慶市、湖北省、湖南省、江西省、安徽省、江蘇省、上海市、浙江省の企業の中から、最近当部で作成した資料に掲載されなかったものを中心に、事業規模の比較的大きなものを掲載してあります。
本報告書が皆様の中国理解の一助となりますことを期待しております。
なお、本報告書の内容は、上海市MIRU社のヒヤリング等調査及び公表資料に基づいて作成されております。
ジェトロ・上海・センター 舶用機械部
ディレクター 赤星貞夫
報告書の対象地域
1. 各省・市の概要
1.1 四川省
| 自然状況 |
面積 |
48.5万平方キロ |
| 人口 |
8,673.3万人（2002年末） |
| 人口密度 |
179人／平方キロ |
| 年間平均気温 |
18℃ |
| 主要産業 |
電子通信、水力、電力、機械、冶金、医薬、化学工業、旅行、飲料、食品産業 |
| 経済データ |
国民生産総額GDP |
4,875.1億元（約7兆3,100億円） |
| GDP増加率 |
10.6%（2001年度比） |
| 一人当たりGDP |
5,767元（約86,500円） |
| 従業員年間平均所得 |
11,183元（約167,700円） |
| 消費者物価指数上昇率 |
-0.30%（2001年度比） |
| 輸出入総額 |
44.7億USドル |
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出典「中国統計年鑑2002」等
四川省の造船業の概要
主要中・小型造船廠を9社有する。主に内陸河川の船舶を建造している。
| 項目 |
2002年値 |
新造船竣工量
隻数
トン数 |
2隻
0.14万トン |
| 従業員数（2002年末） |
407人 |
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出典：「中国船舶工業統計年鑑2003」
注：100トン以上の鋼製機関付船舶の統計
1.2 重慶市
| 自然状況 |
面積 |
8.24万平方キロ |
| 人口 |
3,113.83万人（2002年末） |
| 人口密度 |
378人／平方キロ |
| 年間平均気温 |
18.8℃ |
| 主要産業 |
オートバイ・自動車製造業、医薬、機械、化学工業、冶金、軽工業、紡績、建築材料等 |
| 経済データ |
国民生産総額GDP |
1,971.30億元（約2兆9,600億円） |
| GDP増加率 |
10.3%（2001年度比） |
| 一人当たりGDP |
6,347元（約95,200円） |
| 従業員年間平均所得 |
9,863元（約148,000円） |
| 消費者物価指数上昇率 |
-0.40%（2001年度比） |
| 輸出入総額 |
17.94億USドル |
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出典：「中国統計年鑑2002」等
重慶市の造船業の概況
主要小型新造船・船舶の修繕廠を18社有し、地理環境の影響で内陸河川用小型船舶の建造を行っている。
| 項目 |
2002年値 |
新造船竣工量
隻数
トン数 |
18隻
2.7738万トン |
| 従業員数（2002年末） |
8,653人 |
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出典：「中国船舶工業統計年鑑2003」
注：100トン以上の鋼製機関付船舶の統計
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