4. 海上旅客輸送の利用状況
(1)島外外出時の交通手段
島外へ外出するときの主な交通手段としては、「ほとんど船を利用する」人が68.6%で最も多く、「急ぐときやシケの時は飛行機を使う」人を合わせると、通常時は約3/4の人が船を利用している。一方で、「ほとんど飛行機を使う」と回答した人の割合は17.9%で、全体の2割弱である。
地区別にみると、鹿児島地区や北薩地区では、島外への外出手段として飛行機がないことから、「ほとんど船を利用する」人が95%を超えている。また、熊毛地区でも、通常時は86.6%の人が「船を利用する」と回答しており、「ほとんど飛行機を使う」のは約5%である。しかし、奄美地区では「ほとんど船を利用する」人と「ほとんど飛行機を使う」人の割合がそれぞれ約4割となっており、他地区に比べて飛行機の利用が多い。
年齢別では、高齢者ほど、飛行機の利用を控える傾向がある。また、障害別では、「車いすを使用している」人や、目が「ほとんど見えない(介助者が必要)」人において飛行機を利用する割合が高く、これらの障害を有する人にとっては、船は利用しにくいことがうかがえる。
図5-4-1 島外外出時の交通手段(地区別)
図5-4-2 島外外出時の交通手段(年齢別)
図5-4-3 島外外出時の交通手段(障害別)
(2)利用する船の種類
船を利用するときは、「定期船」を利用する人が最も多く、約9割を占めている。それ以外では「海上タクシー」が2.3%、「自家用船」が1.5%となっている。また、熊毛地区においては、「海上タクシー」を主に利用する人が7.0%あり、特に高くなっている。
障害別に、「定期船」以外の割合が高いものをみると、「車いすを使用している」人では「自家用船」が11.1%、目が「ほとんど見えない(介助者が必要)」人では「海上タクシー」が14.3%となっている。
図5-4-4 主に利用する船の種類(地区別)
図5-4-5 主に利用する船の種類(年齢別)
図5-4-6 主に利用する船の種類(障害別)
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