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5.9.9 propeller_moulded_form_design_parameter (IS-4.2.80)
propeller_moulded_form_design_parameterはプロペラのディメンジョンや比率を含むmoulded_form_characteristics_definitionタイプである。
（例）プロペラディメンジョンに関するサンプルを図5.9-9に示す。
Propeller_moulded_form_design_parameterを構成するデータは次のものである。
- blade_mean_height
- chord_length_at_0_7_radius
- design_sense_of_rotation
- expanded_area_ratio
- hub_diameter_ratio
- location_of_the_propeller_at_the_ship_hull
- nominal_design_pitch_ratio
- number_of_propeller_blades
- propeller_diameter
- rake
- skew
- thickness_at_0_7_radius
- type_of_propeller_blades
- type_of_propulsion
図5.9-9 propeller dimensions
5.9.9.1 blade_mean_height (IS-4.2.80.1)
blade_mean_heightはプロペラが捻れていないブレードの中間位置の高さを指定する。Blade_mean_heightは特定のpropeller_moulded_form_design_parameterを指定する必要はない。
（注）ブレードの中間位置の高さは、ブレードの最大ディメンジョンであり、中間幅よりも大きい。
5.9.9.2 chord_length_at_0_7_radius (IS-4.2.80.2)
chord_length_at_0_7_radiusはプロペラ比0.7に位置するプロペラブレイド断面の翼長さ又はプロペラが捻れていない場合にはブレイドの中間を指定する。
5.9.9.3 design_sense_of_rotation (IS-4.2.80.3)
design_sense_of_rotationはプロペラ設計回転方向が右回り又は左回りのどちらかを指定する。
Design_sense_of_rotationは次の何れかである。
- left
- right
5.9.9.3.1 left (IS-4.2.80.3.1)
プロペラが反時計回りに回る。
5.9.9.3.2 right (IS-4.2.80.3.2)
プロペラが時計回りに回る。
5.9.9.4 expanded_area_ratio (IS-4.2.80.4)
Expanded_area_ratioは、プロペラの展開面積をプロペラ直径によって表された円の面積で割る事により表されるディメンジョンを持たないパラメータを指定する。プロペラの展開面積は、ブレードがピッチを持たないと仮定するならば、ブレードを一つの平面内に延ばした葉の様なブレードのトータル面積である。
5.9.9.5 hub_diameter_ratio (IS-4.2.80.5)
hub_diameter_ratioは、プロペラ直径によってプロペラハブの直径を面積で割る事により表されるディメンジョンを持たないパラメータを指定する。
5.9.9.6 location_of_the_propeller_at_the_ship_hull (IS-4.2.80.6)
location_of_the_propeller_at_the_ship_hullは船体からのプロペラ配置位置を指定する。Location_of_the_propeller_at_the_ship_hullは特定のparticular_-propeller_moulded_form_design_parameterを指定する必要はない。
5.9.9.7 nominal_design_pitch_ratio (IS-4.2.80.7)
nominal_design_pitch_ratioは、プロペラ直径によってプロペラの設計ピッチを面積で割る事により表されるディメンジョンを持たないパラメータを指定する。
5.9.9.8 number_of_propeller_blades (IS-4.2.80.8)
number_of_propeller_bladesはプロペラ上のブレード数を指定する。
5.9.9.9 propeller_diameter (IS-4.2.80.9)
propeller_diameterはプロペラブレイドの回転によって表される最大円の直径を指定する。
5.9.9.10 rake (IS-4.2.80.10)
rakeはプロペラプレーンとジェネレーターラインの間の角度を指定する。
5.9.9.11 skew (IS-4.2.80.11)
skewはプロペラのセンターとプロペラ半径0.7のブレードのセンターを通る一本目の直線と、プロペラのセンターと一枚のプロペラブレード上でそのセンターを通る二本目の直線の間に出来る角度を指定する。
5.9.9.12 thickness_at_0_7_radius (IS-4.2.80.12)
thickness_at_0_7_radiusは、プロペラ半径0.7の位置でのプロペラブレードの厚みまたはスクリュープロペラがない場合にはブレードの最も厚い部分の厚さついて指定する。
5.9.9.13 type_of_propeller_blades (IS-4.2.80.13)
type_of_propeller_bladesはプロペラブレードが固定式か、または調整式、コントロール式かの何れかであるかを指定する。
Type_of_Propeller_bladesは次の何れかである。
- adjustable_blade
- controllable_blade
- fixed_blade
5.9.9.13.1 adjustable_blades (IS-4.2.80.13.1)
プロペラブレードは、操船コンディションに応じてドライドックにて手動で調整することができる。
5.9.9.13.2 controllable_blades (IS-4.2.80.13.2)
プロペラブレードはピッチを変化するために水圧でコントロールでき、プロペラの回転を逆転せず後進推力をうるために推力を変化させることができる。
（例）プロペラブレードのサンプルを図5.9-10に示す。
図5.9-10 controllable propeller blade
5.9.9.13.3 fixed_blades (IS-4.2.80.13.3)
プロペラブレードが固定ピッチである。
（例）プロペラブレードのサンプルを図5.9-11に示す。
図5.9-11 fixed propeller blade
5.9.9.14 type_of_propulsion (IS-4.2.80.14)
type_of_propulsionは、個々の推力システムのタイプを指定する。
Type_of_propulsionは次の何れかである。
- ducted_propeller
- paddle_wheel
- screw_propeller
- thruster
- user_defined
- vertical_axis_propeller
- water_jet
5.9.9.14.1 ducted_propeller (IS-4.2.80.14.1)
propellerはダクトを通ることによってプロペラ効率を上げる。
図5.9-12にducted_propellerのサンプルを示す。
図5.9-12 ducted_propeller
5.9.9.14.2 paddle_wheel (IS-4.2.80.14.2)
推進システムが、船のY軸と平行な水平の軸の回りを回転するパドルブレードによって構成されている。
5.9.9.14.3 screw_propeller (IS-4.2.80.14.3)
ダクトやトンネルなどのない最も一般的な推力システム。
5.9.9.14.4 thruster (IS-4.2.80.14.4)
巧みな操船を行うために船体の横にトンネルを備え、その中で動作するプロペラ。
5.9.9.14.5 user_defined (IS-4.2.80.14.5)
ユーザーが定義した推力タイプ。
5.9.9.14.6 vertical_axis_propeller (IS-4.2.80.14.6)
プロペラは別々の縦軸（船のz軸）方向に回転翼を備えている。それぞれの翼が回転している間にアタックアングルを変える特別なメカニズム。
（例）サンプルを図5.9-7に示す。
5.9.9.14.7 water_jet (IS-4.2.80.14.7)
船体内部にあるトンネルでプロペラを動作させる。
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