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アチェ分離独立問題
 
・インドネシアの蘭からの独立後、アチェはイスラム指導者ダウドを知事とする州となったが、その後北スマトラ州へ統合、1959年に高度の自治が認められる特別地区になった。
・1976年以来、独立イスラム国家の建設を目指す「自由アチェ運動(GAM)が組織され、軍・警察関係施設を襲撃。
・政府側は、1990〜98年の間、アチェを戦闘地域に指定し、軍政を施行したが、2000年に一旦停戦。
・2002年12月、政府側が自治と自由選挙を認める代わりにGAM側は武装解除する旨の停戦協定が結ばれたが、現在まで武装解除は行われておらず、5月の東京会議も決裂したため、政府側は軍事行動を開始。現在、戦闘は長期化の様相。
 
海洋汚染防止対策
 
・マラッカ海峡においては、油流出事故対策については、ある程度の体制が整いつつあることに伴い、今後はケミカル対策やソフト面(Capacity building)に重心を移す必要がある。
回転基金、オスパー計画、オスラップ、ポスト・オスパー計画
・アセアン諸国全体としては、十分な能力を有しない国が散見され、そのような国の能力底上げの必要がある。
CMVプロジェクト
・IMOの進めているマリン・エレクトロニック・ハイウェー(MEH)の実験が、マラッカ海峡で計画中。
 
3. マラッカ海峡の将来像
 
・マラッカ海峡の電子海図の共同発行
・沿岸3カ国(TTEG)が提案している航行安全プロジェクト(利用国の任意負担による新しいファンディング方式)
・シンガポール海峡TSSの浚渫及び拡幅
・ロンド島等スマトラ東部3ヶ所へのTSSの導入
・マ・シ海峡のAISの導入
・マ・シ海峡TSS内航路標識への遠隔監視装置導入
・マ・シ海峡TSS内の沈船の除去
・マ・シ海峡TSSの補正測量
 
・海峡任意水先制度
・AIS国際ネットワーク
・マレーシア海事執行庁の設立
・インドネシア沿岸警備隊の設立
・海賊・テロ情報センターの設立
・MEHプロジェクトの実施
・東南アジア・オスラップ計画
 







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