日本財団 図書館


■折り紙教室の感想
 
【子ども達の感想】
・3年間参加しています。折り紙が大好きです。もっと難しいのを折りたいです。(10才)
・花を作った時に、花びらを開く時にマジックみたいに見えました。(9才)
・ちょっと疲れたけど、すごく楽しかったです。(7才)
・すごく難しいと思っていたけど、出来あがるとすごくきれいに出来て、大満足でした。また来たいです。(14才)
・簡単に見えて、すごく手間がかかっている事がわかった。(14才)
・クロユリ、難しかったけど完成してからの達成感があってよかった。(13才)
・クロユリ、カタツムリを家で作って飾ったり遊んだりしたいと思います。(9才)
【大人の感想】
・子どもに教えてもらいながら出来たこと、本では解らない動きのある折り紙を楽しめました。家に帰って復習してみます。(31才)
・親子で楽しく作ることができました。見方を変えればゆとりを持って、生活することの大切さを感じました。(42才)
・自然に対する観察欲と敬意が深まりました。自分で実際に折ってみると、色々なことに気付けるものですね。(22才)
 
■創作折り紙教室「野の花と虫たち」を終えて
 
 現在は、身近にある日本の伝統文化に触れる機会が少なくなりました。本事業では、年齢性別関係無く楽しめる「折り紙」を通して、日本が世界に誇る伝統芸術の片隅を体験することが出来ました。
 対象を小学生中心に、3世代での参加を呼びけたことで、家族揃っての参加が実現しました。特に父親の参加が多く見られたことが嬉しく感じました。また、家族だけでなく一緒に参加した人とも協力しながら作品を作り、完成を喜ぶ姿からとても温かい空気が広がっていました。子ども達の「自分の力で完成させたい」という気持ちが強く、難しくても果敢に挑戦する姿勢や目の輝きが、とても印象的でした。
 今回、子ども達がはじめて自分のオリジナル作品を美術館へプレゼントしてくれ、紙と子どもの持つ無限の可能性を感じました。今後もその豊かな想像力や感性を広げ、伝統文化・芸術を伝えてくれるものと信じます。
 吉澤先生をはじめ、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
 
平成15年7月
(財)駒ケ根高原美術館
学芸員 古村景子







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