月報 Captain 平成14年12月・15年1月合併号
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表紙写真 |
<リオ・デ・ジャネイロ>:ブラジル南東部の大西洋に面する港湾都市。世界三大美港の一つと言われ、世界的な観光地で、湾口のパンデアスカールの丘、コパカバーナ海岸などが有名でサンバのリズムで踊る二月末のカーニバルには世界中から観光客が訪れる。1992年環境と開発に関する国連会議(リオ地球サミット)が開催された。 |
[武馬猛氏撮影]
船長 母校へ帰る
第18回 埼玉県寄居町立鉢形小学校
横須賀水先区水先人 戸澤 明雄
<鉢形小学校・町田明夫校長から、船長協会・澤山惠一会長に寄せられたお礼状>
拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、過日は日本船長協会主催の「船長、母校へ帰る」と題し、戸澤明雄様の母校、鉢形小学校での講演をお願いいたしましたところ、快くご承引をいただき、感謝しております。また、講演に先立ちまして、たくさんの資料・パンフレット等をお送りいただき子ども達の事前の学習にも大変役立ち、ありがたく思っています。
講演に熱心に聴き入る子供たち
日本は周りを海に囲まれた国ですが、海なし県の埼玉県の子ども達にとってはこのような機会を設けないと海に関する関心はなかなか高まりません。そんな中で偶然にも、今年度、彼の母校である鉢形小学校に転勤した私に教育講演会の講師の選定について職員から相談がありました。そこで中学校・高校時代の友人である戸澤明雄様に講演をお願いし、子ども達に夢を抱かせたいと考えました。
保護者並びに職員さらに5・6年生を対象にした当日の講演の様子ですが、一言で言って大成功でした。それはまず、講演中の講師の話を真剣に聞いていたこと。また、講演が終わった後、子ども達が話の内容に興味を持ってくれ、たくさんの質問が出たことです。(子ども達の下校時刻の都合上、全部の質問にとても答え切れませんでした。)また、講演後、校長室で話をしていると講演を聴いた子ども達が講師の先生に向かってにこにこ手を振っている姿から、「もっと聞きたいな。」という気持ちが伝わってきました。それは、講師の先生が話してくれた内容が子ども達の実態(5・6年生にわかりやすい)に即していたからだと思います。さらに、講師の先生の後輩にあたる本校の児童にとって、先輩には世界の海で活躍している人がいることを知った感激があり、夢を与えてくれたということだと思います。
同封の子ども達の感想文を一読しますと子ども達なりにいろいろなことを知り、いろいろなことを考え、いろいろな疑問がわき、これに答えていただき、新しい知識を得た喜び、子ども達なりの生き方等多くのことを学び取ったことがわかります。
私たち教育に携わる職員は、子ども達がよりよく変容するために努力しています。そして、子ども達が自ら学び、生きる力をつけることを願っています。こういった面からみても子ども達にはよい刺激となったことと思います。大変ありがとうございました。
今後の貴協会のますますの発展をご祈念申し上げ、簡単ではありますが感謝の気持ちを申し述べさせていただき、お礼の言葉とさせていただきます。
敬具
講演中の戸澤船長
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