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助成事業 完了報告書
事業目標の達成状況:
大町市域内の塩の道(千国街道)の不通状態部分(木崎湖西岸)の整備ができた。
柿沢峠道は鬼無呈村域内は村及び地権者の理解を得て、一般者通行可能の状態へ復活できた。
鷹狩山へ至る古くからの道、通称仁科林道(大町山岳博物館から東山低山帯野外博物館南まで続く)の整備をした。
「歴史の道を行く」と題して、整備した柳沢峠道、木崎湖西岸千国古道などを歩く普及啓発活動を3回開催し、延べ19名が参加した。
 
事業報告:
 復活・整備した古道を一緒に歩いた皆さんは一様に、このような道がかつて盛んに歩かれていた長い歴史を、里山と道の織りなす独特の風景とともに感じ入っておられた。また、歩く道の急速な衰退と同時に進行した多くの山林の荒廃や山村の過疎化の過程の実地説明なども五感で深く理解していただけたと思う。
 柳沢峠道の白馬村域内は、整備による利用者の増加が事故の危険を増幅するとして村が許可に難色を示し整備できなかった。誠々遺憾である。







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