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セイル・トレーニング報告書
 2002年度日本財団助成事業であります「帆船から学ぶ海と日本」は、関係各位のご協力により無事終了いたしました。
 6月25日横浜市における小学校対象1日体験コースを皮切りに、新潟県直江津港、石川県輪島港、金沢港そして山口県下関港を巡航し8月2日大阪南港へ帰港いたしまた。
 特に横浜市ではサッカーワールドカップ決勝戦関連イベントである「帆船祭り」に参加しセイル・ドリルおよび大桟橋でのトークショーを開催、また金沢港においては「第17回海の祭典」に参加しました。この間、セイル・トレーニングを8回、セイル・ドリルを3回、船内一般公開を6回実施し508名のトレーニーが乗船、6,394名の方々に見学していただきました。
 ご乗船いただいた皆様ならびに各寄港地で温かく迎えていただいた皆様方に心からお礼申し上げます。
 今年度は帆船「あこがれ」による総合学習に対応した洋上学習プログラムを実施し、地域の子供たちに「船」「航海」そして「日本の海洋文化」についての学習の場を提供し、幅広い海事思想の普及ができたと確信しております。本事業の実現に向けて助成いただいた日本財団に対して心よりお礼申し上げます。
 帆船「あこがれ」は10歳以上の方であれば、経験を問わず、誰でもが参加でき、海のすばらしさを体験できる市民のための帆船です。これからも、一人でも多くの方々の参加をお待ちしております。
 
 2002年12月
財団法人 大阪港開発技術協会理事長
時田 清







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