『身体教育医学研究』投稿規定
(Journal of Physical Education and Medicine)
1. 本誌は、年に1回以上発行する。
2. 本誌には、身体教育医学に関わる保健、医療、福祉、教育等の領域・分野の総説、論説、原著、報告等を掲載する。
原稿の種類 |
内容 |
総説 |
身体教育医学に関する総括、文献解題 |
論説 |
身体教育医学に関する理論の構築、展望、提言等 |
原著 |
身体教育医学に関して新しく開発した手法、発見した事実等の論文 |
報告 |
身体教育医学に関する論文、ケースレポート、フィールドレポート |
その他 |
身体教育医学に関して参考となる資料や書評、論文の紹介など |
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ただし、「総説」、「その他」の原稿は、原則として編集委員会の企画により執筆依頼をした論文とする。
3. 投稿された原稿は、専門領域に応じて選ばれた3名の査読員による審査の後、原稿の採否を編集委員会で決定する。
4. 原稿の執筆にあたっては、下記「原稿の様式」に従うこと。
5. 投稿の締切日は特に設けないが、12月10日までに到着し、審査を済ませた論文は、翌年の3月に発刊する巻に掲載する。
6. 原稿は、次の宛先に書留郵便で送付する。
〒389-0402 長野県北佐久郡北御牧村大字布下6−1
身体教育医学研究所『身体教育医学研究』編集委員会 TEL/FAX 0268−61−6148
7. 著者校正は、初校のみとし、編集者の責任で投稿規定に従って修正することもある。
記
<原稿の様式>
1. 原稿は、和文または英文とする。原稿は、ワードプロセッサを用いる。和文は、A4用紙縦に.40字×40行(1,600字)の横書きとする。英文は、すべてA4用紙縦に、ダブルスペースでタイプする。
2. 原稿は、正(オリジナル)1部と副(コピー)3部を添付して投稿すること。原稿の掲載が決定した場合、文章については、原則としてフロッピーディスク(MS-DOSテキスト形式)も提出すること。
3. 文章は新仮名づかい、ひら仮名使用とし、句読点、カッコ(「、『、(、[など)は、1字分とする。
4. 外国語は、活字体を使用し、1字分に2文字を収める。
5. 数字はすべて算用数字とし、1字分に2文字を収める。
6. 図表の原図は、黒インクを使って明瞭に書く、縮小することが適当と考えられる図は、図内に数字または、文字を縮小率に応じて大きく書く。
7. 図表はすべて本文とは別紙とし、本文中に挿入すべき箇所を原稿の欄外に朱書により、明瞭に指定する(図1、表2など)。
8. 印刷・製版に不適当と認められる図表は、書きかえ、または割愛を求めることがある。図表も原則として、黒インク使用とするが、やむを得ずカラーの図表を用いる場合は、その費用は著者の負担とする。
9. 原稿には、表紙をつけ、表題、著者名、所属機関名、代表著者の連絡先(以上和英両分)、希望する原稿の種類、別冊必要部数(別冊は30部までは、無料とし、それ以上は著者負担とする)を明記する。
10. 和文原稿には、800字以内の英文抄録、英文原稿には1,200字以内の和文抄録をつけ、5つ以内のキーワード(和文と英文)を添える。
11. 文献は引用したもののみとし、引用順に並べ、本文中の引用箇所には、必ず肩番号をつける。例えば、「・・・知られている1)。」または、「・・・2)4)、・・・1)−5)」のようにする。複数著者の場合は、3名まで記し、あとは「ほか」、英文では「et al.」とする。
<文献例>
A. 雑誌等の定期刊行物の場合 著者名:論文名,誌名,巻(号):○-○頁,発行年(西暦)
1)○○○○:子どもの身体教育、身体教育医学研究、1(1):1-07, 2000.
2)Cunningham D.A., Rechnizer PA., Howard J.H. et al.: Training of men at Retirement -A clinical trial.J. Grontol., 42:17-23, 1987.
B. 単行本の場合 著者名(分担執筆者名):論文名, 編者名, 書名, 引用頁, 発行所, 発行地, 発行年.
3)武藤芳照, 太田美穂(分担執筆):中高年の転倒と身体特性との関連,武藤芳照, 黒柳律雄, 上野勝則, 太田美穂編, 転倒予防教室, 2-10, 日本医事新報社, 東京, 1999.
<編集委員会>
上野勝則、太田美穂、岡田真平、○上岡洋晴、黒柳律雄、佐野忠弘、高杉紳一郎、田島 宝、牧山尚也、◎武藤芳照、安田幸一郎(◎委員長、○副委員長)
平成14年度 身体教育医学研究所 活動概要
1. 事業
平成14年 |
5月25日(土) |
第1回運営委員会 |
5月26−27日(日−月) |
第4回東京厚生年金病院「野外転倒予防教室」の開催 |
6月8日(土) |
日本水泳ドクター会議(総会研究会) |
6月9−10日(日−月) |
第4回高齢者の転倒・介護予防のための運動指導研究会 (参加者:2日間176名) |
11月9日(土) |
第2回運営委員会 |
11月3−5日(土) |
島根県吉田村健康体力づくり事業 |
平成15年 |
2月22日(土) |
第3回運営委員会 |
2. 調査・研究活動
1)在宅高齢者の転倒予防に関する研究
東京大学大学院身体教育学講座・東京厚生年金病院と共同研究
(財)日本財団、(財)B&G財団への協力体制
2)温泉を活用した健康づくり事業の実証的研究
(財)日本健康開発財団への協力体制
3)子どもの運動あそびに関する研究
4)在宅高齢者の移動能力・バランス能力に関する研究
5)高齢者の運動あそびに関する研究
6)要支援者に対する運動あそび介入研究
7)要介護者に対する運動あそび介入研究
3. 研究・事業助成金の採択状況
1)平成14年度 厚生労働省厚生労働科学特別研究費:500万円
<研究題目>
温泉利用と生活・運動指導を組み合わせた総合的健康教育の有効性に関する研究
<研究者>
上岡洋晴(身体教育医学研究所)
2)2002年度(財)日本財団社会福祉事業助成:660万円
<事業名>
ケアポートを核とした元気むらづくり事業
<事業組織>
社会福祉法人みまき福祉会 身体教育医学研究所
3)平成14年度(財)フランスベット・メディカルホームケア研究助成財団社会福祉助成:50万円
<研究題目>
在宅高齢者における身体活動が医療費に及ぼす影響について
<研究者>
上岡 洋晴 岡田 真平(身体教育医学研究所)
武藤 芳照(東京大学大学院身体教育学講座)
黒柳 律雄(東京厚生年金病院)
半田 秀一(北御牧村温泉診療所リハビリテーション)
編集後記
大学というところの良さは、毎年4月になると必ず新しい学生が進入学し、新たな人の交流が始まることだと思っている。そして、多くの学生は4年間の勉学生活を終えると、卒業していく。つまり、大学という教育・研究機関においては、通常「4年」が一つの単位となって動いていると言えるだろう。
この『身体教育医学研究』誌の第4巻を発刊することができるのは、身体教育医学研究所という教育・研究機関が、そうした一つの節目を無事に迎えることができたことを象徴するものと考えている。
子どもから高齢者、障害者、一流スポーツ選手に至る様々な年代、段階、レベルの「身体」。個人、学校、家庭、地域社会、国、国際レベルでの多様な「教育」。そして、診断から治療、リハビリテーション、予防に至るまでの幅広い「医学」。しかも、それは、第26回日本医学会総会(2003年4月福岡市で開催)の杉岡洋一会頭が述べられているように、「人間を見失うことなく、心を持った人間が、総合的に理解する『人間科学』の視点」と、「人間の営みとしての医療」を重視した医学ととらえている。
これらの「身体」「教育」「医学」を複合あるいは連携させた、多数の論文・報告・資料・解説が今号には掲載されている。韓国からの英文による投稿もあり、本誌を通じた国際的な研究交流が始まることを示しているように思う。
若年肥満者への運動処方、高齢者の転倒・骨折、介護予防、スポーツ障害、日韓の中高年者の身体特性の比較、地域社会での保健事業の推進、福祉現場での課題、障害者スポーツ、高齢者の日常的健康障害としてのめまい、現代っ子の健康増進への提言等、まことに多岐にわたる内容となり、関係する各領域・分野の研究者、現場の従事者等に役立つものが必ず含まれていると自負している。
ようやく教育・研究機関としての1単位を修得し、また次の道程に皆で力を合わせて歩んで行こうと思う。
身体教育医学研究所の運営・発展並びに本誌の充実に向けて、これまで以上に様々な形でのご支援とご理解をお願い致します。
編集委員長 武藤 芳照
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