資料3 「海辺の生物ふれあい広場」のご案内
「海辺の生物ふれあい広場」のご案内
「次世代を担うこども達がまず、海の重要性や価値を認識し、海の環境保全の大切さを考えることが出来るようになって欲しい。」こんな考えから近年、漁村文化協会では環境ビデオの作成や、子供向けイベント等に取り組んでまいりました。
昨年は、環境事業団の助成を受け、横浜みなとみらい臨港パークにおいて「海辺の生物ふれあい広場」を実施いたしました。このイベントにおいては、4回の実施計画のうち、1回が雨天の為中止となったにもかかわらず、延べ2700人もの来場者があり、大変な反響を得ることができました。
一方、小学校の各種授業においても、実学あるいは体験学習が取り入れられている現状もあり、安全に海辺の生き物達とふれあうことのできる機会として「海辺の生物ふれあい広場」を、小学生に、ぜひ体験してもらいたいと考え、準備してまいりました。
幸い日本財団より環境教育のための事業として助成を頂くことになり、今年度全6回の「海辺の生物ふれあい広場」の開催が決まりました。この機会にぜひ近隣の小学校の皆様に体験教育の一環としてこの事業を取り入れて頂きたくご案内申し上げます。
【開催日程予定】
首都圏の小学生を対象とし、平成14年8月から10月までの期間に全6回開催。
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夏休みは、一般開放とする。(8月中に1回開催) |
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9月以降は小学生の授業の一環として、9月〜10月に5回開催。
1回あたり1学年(学年は問いません)、100人程度を想定(内訳:1クラス30人×3クラス程度) |
【事業内容】
今日首都圏のこども達は、海辺に行っても海の生物達を見ることも少なく、ふれあうことは極めて少なくなっている。そこで「海辺の生物ふれあい広場」では、首都圏周辺に生息するサメ、カワハギ、ヒトデ、ヤドカリ、シャコなど数十種類に及ぶ各種多彩な海の生物を近郊の漁業者から譲り受け、横浜市・臨海パーク「潮入の池」に放流する。そこで子ども達に海の生物に触れてもらい、それを通じて生物、漁業、環境問題等、それぞれの学校の要請に応じた形で授業の一環として取り込んだかたちで学習を行っていただくこととする。
さらに必要な場合は、漁業者及び博物館関係者などを招いて、こども達に魚の解剖、磯の生物の観察の仕方、海の利用の仕方、東京湾や相模湾あるいは海や漁業のこと、海を取り巻く地球環境のことなど、海にかかわる身近な話題から幅広い話題まで、日頃はなかなか聞くことのできない実学の師に話題を提供してもらうこととする。
なお、実施された学校にあっては、活動の報告書作成のための当方からのアンケート調査への協力を御願いいたしますとともに、生徒からの感想文などもいただけたら幸いです。
【その他】
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往復の安全を期するため送迎バスを用意します。 |
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この事業は日本財団の海洋関係助成事業として助成金を得ていますので費用は一切かかりません。 |
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