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(2)現況交通の状況把握
イ. 滝沢村のバス交通等に関するアンケート
 本調査は、平成15年2月12日から28日の間に、村内10地区の1,500人に「滝沢村のバス交通等に関するアンケート」(巻末資料として添付)を配布して実施したものである。1,164人から回収し、回収率は77.6%と高かった。
 抽出、回収の地区別内訳は次のとおりである。
 
表III−2−1 バス交通に関するアンケート 地区別内訳
地区名 16歳以上人口(H.15.1.31現在) 抽出数 回収数 回収率
小岩井 1,773 60 54 90.00
大釜 2,131 72 68 94.44
篠木 1,105 40 33 82.50
大沢 600 40 37 92.50
鵜飼 7,906 270 181 67.04
姥屋敷 371 40 38 95.00
元村 13,592 464 375 80.82
川前 12,059 412 281 68.20
一本木 1,834 62 52 83.87
柳沢 805 40 40 100.00
不明     5 -
合 計 42,176 1,500 1,164 77.60
 
 現在、集計中であるが、以下にその一部を紹介する。
 
○移動手段
 外出の時、最も多く利用する移動手段として72%が自家用車(自家用車による送迎を含む)と回答しており、自家用車への依存が高い。
 
【図III−2−5 移動手段グラフ】
 
○バス利用状況
 毎日バスを利用していると答えた人は3%に過ぎない。「まったく乗らない」と答えた人と「年に数回」と答えた人を合わせると87%に達しており、バスの利用頻度は極めて低い。
 
【図III−2−6 バス利用の状況グラフ】
 また、バスを利用するときの目的としては、日常の通勤、通学よりも、買い物や娯楽のための移動が多い。
 このことから、定期的な利用を見込みづらい結果ともなっている。
 
【図III−2−7 バス利用目的グラフ】
 
○福祉バス
 福祉バスについては、概ね周知されている結果となっている。
 
【図III−2−8 福祉バスの利用度グラフ】
 また、多目的バス事業への転換を検討したほうが良いと答えた人が51%もいたことから、村のバス事業の見直しが必要と考えられる。
 
【図III−2−9 村のバス事業に関するグラフ】
 本アンケートをもとに、移動手段と移動場所との因果関係やバス利用に関する要望なども分析し、公共交通の利用促進策や交通体系ビジョンの検討に役立てたい。







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