記入の手引き
【アイドリングストップの励行】
・アイドリングストップはエコドライブの取組のひとつですが、エコドライブの中でも非常に重要な取組なので、会社としての重点的な取組として、アイドリングストップの必要性や実施方法について、ドライバーに周知することが必要です。
・アイドリングストップの実施により、冷暖房などで利用者に不便をかけることも想定されます。このため、車内外にステッカー等を掲示し、利用者に理解を求める必要があります。
・アイドリングストップ装置が装着されていない車両の場合は、アイドリングストップを実施する基準を具体的に示すことが必要です。基準としては次のような例があります。
○始業点検時
○営業所及び車庫停車時
○始発停留所
○決められた停留所等(時間調整を実施する停留所、休憩停車するSA、PA等)
○貸切バスにおいて乗客が降りたとき(車外見学等)の停車時
○交差点での信号待ち
○一定時間以上停車する場合 等
・アイドリングストップに関する取組状況は、運転日報に設けられたアイドリングストップ実施状況に関する記載等によって把握することができます。そうした記録をもとに、アイドリングストップの進め方について評価・見直しを行います。
・見直しの仕組みとしては、実施状況の把握、評価の手法、ドライバー教育、見直し時期などを、エコドライブ推進計画に定めておきます。
【推進手段等の整備】
・アイドリングストップを進めるには、まず、車内へのステッカー等の掲示などにより、ドライバーの意識を喚起することが必要です。次いで、手引きなどにより、取組方法や効果についてドライバーの理解を深め、具体的な仕組みに結びつけることが望まれます。ここでは、ドライバーの意識の喚起に関する取組をレベル1、手引き等により具体的な取組内容を示す場合をレベル2としました。
・エコドライブ推進のための装置としては、エンジン回転数警報装置等のエコドライブ推進補助装置等があります。導入した場合には、効果の確認が重要です。
表の記入方法
A |
車両保有台数 |
:6頁に記入した合計車両台数を記入してください。 |
B |
導入実績台数 |
:現在導入済の装置の台数を記入してください。 |
D |
追加導入計画台数 |
:策定している導入計画での今後の計画台数を記入してください。 |
F |
時期(いつまでに) |
:Dに記入した計画台数をいつまでに導入するか、その時期を記入してください。 |
(拡大画面:142KB) |
 |
記入の手引き
自動車の走行により排出されるCO2や大気汚染物質を削減するためには、低公害車の導入やディーゼル自動車からのLPG自動車またはガソリン自動車への代替え、ディーゼル車の最新規制適合車の導入が最も効果的です。このためには、低公害車について業態に合った車種を選定し、計画的な導入を進めてください。また、最新規制適合ディーゼル車についても、できるだけ前倒しで導入する計画を設定することが期待されます。
一部の地方自治体では、低排出ガス自動車指定制度や粒子状物質減少装置(DPF、酸化触媒)の装着の義務づけなどが行われています。これらについても計画的な取組を進めてください。
低公害車として、どの範囲の車両を対象とするかには、様々な考え方がありますが、ここでは「低公害車等」として、次の範囲の車両を対象とします。
(1)「低公害車開発普及アクションプラン」における低公害車
・天然ガス自動車
・電気自動車
・ハイブリッド自動車
・メタノール自動車
・低燃費かつ低排出ガス認定車※
※「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく燃費基準(トップランナー基準)早期達成車で、かつ、「低排出ガス車認定実施要領」に基づく低排出ガス認定車。
(2)ディーゼル自動車から代替したガソリン車およびLPG自動車
(3)低排出ガス認定車
・国の低排出ガス認定車
・七都県市指定低公害車、京阪神六府県市指定低排出ガス車、山梨県指定低公害車、札幌市指定低公害車等の地方公共団体で定める低公害車
(4)アイドリングストップ装置付きバス
(5)DPF装着バス
【低公害車等の導入目標の設定と取組】
・導入計画の有無に関わらず、低公害車等を導入している場合には、レベル1にチェックしてください。
(拡大画面:108KB) |
 |
|