第4回
国際音楽コンクール世界連盟会員
大阪国際室内楽コンクール&フェスタ
事業記録報告書
日本室内楽振興財団
新宮康男
第4回大阪国際室内楽 コンクール&フェスタ会長 日本室内楽振興財団会長 関西経済連合会相談役 |
爽やかな薫風の中で、5月14日から10日間にわたり開催しました第4回「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」が、大きな成果を収めて無事終了しましたことを皆様にご報告できますことは、主催者として大きな喜びであります。
当財団の設立10周年という記念すべきコンクールとして、また、世界でも稀な多部門(コンクール第1部門、第2部門、フェスタ)からなる室内楽のコンクールとして、応募の段階で、多くの実績のあるハイレベルの団体から参加の申し込みがありました。これは、今回の主な広報宣伝活動として、従来の応募要項やチラシの配布と並行して、インターネットのホームページにも応募要項と申込書を掲載しましたことが効を奏したものと思われます。次回以降も引き続きインターネットの活用と当財団のアドレスのPRに一層努めてまいりたいと考えております。
今回から、惜しくも落選した団体でもすぐに帰国するのではなく、他の団体の演奏を聴き参考にできるように、滞在日程に若干の余裕を持たせました。このため、たとえ1次予選で落選しても、他の団体の演奏から刺激を受けるとともに、演奏技術の面からも自ら改善点を見出し将来のステップアップにつながるという大きな効果があり、参加者からは好評を博しました。
コンクールと同時に開催するフェスタは、世界各国の伝統音楽・民俗音楽を対象とし、楽器編成や年齢を問わず、事前に委嘱した一般聴衆による審査であること等、世界で唯一のユニークな音楽祭として広く知られるようになりました。私は、100名を超える一般審査員が熱心に演奏を聴き、しきりにメモを取っておられましたこと、しかもその審査結果は、優秀な団体が上位入賞し、専門家も納得できるリーズナブルなものであったことに心から感銘いたしました。
このような有意義な事業を開催できましたのも、外務省、文化庁はもとより、大阪府、大阪市をはじめとする後援団体、未曾有の不況下にもかかわらずご協賛頂きました企業など多くの皆様方のご尽力の賜物であり、ここに改めて厚く御礼を申し上げます。
今後も、「国際音楽コンクール世界連盟」の会員として更なるレベルアップを図るとともに、多くの方々に室内楽の楽しさと奥深さを知って頂き、日本文化の発展と国際交流の促進、大阪からの情報発信機能の強化のために最大限の努力を傾注してまいりますので、引き続き温かいご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
以上
会長 |
新宮康男 |
(日本室内楽振興財団会長) |
副会長 |
※青山行雄 |
(日本室内楽振興財団理事長) |
運営顧問 |
土井共成 |
(読売テレビ放送会長) |
芸術監督 |
岩淵龍太郎 |
(京都市立芸術大学名誉教授) |
運営監督 |
吉江安生 |
(日本室内楽振興財団常務理事) |
顧問 |
伊藤京子 |
(日本芸術院会員・日本演奏連盟理事長) |
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江藤俊哉 |
(日本芸術院会員) |
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海老澤敏 |
(新国立劇場副理事長) |
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河合隼雄 |
(文化庁長官) |
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三善晃 |
(日本芸術院会員) |
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(氏名50音順) |
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太田房江 |
(大阪府知事) |
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磯村隆文 |
(大阪市長) |
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秋山喜久 |
(関西電力会長) |
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井手正敬 |
(西日本旅客鉄道会長) |
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浦上敏臣 |
(住友生命相談役) |
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鳥井信一郎 |
(サントリー相談役) |
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長岡實 |
(日本たばこ産業顧問) |
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森下洋一 |
(松下電器産業会長) |
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領木新一郎 |
(大阪ガス会長) |
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山口多賀司 |
(非破壊検査会長) |
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(氏名50音順) |
※本事業の副会長で日本室内楽振興財団理事長の青山行雄は、
6月12日に逝去しました。尚、6月25日開催の財団理事会において、
泉巖夫(読売テレビ放送社長)が理事長に選出されました。
〔主催〕 |
日本室内楽振興財団 |
〔後援〕 |
外務省、文化庁、大阪府、大阪市、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、日本経済団体連合会、関西経済連合会、大阪商工会議所、大阪国際交流センター、大阪21世紀協会、日本演奏連盟、いずみホール、OBP開発協議会 |
〔協賛〕 |
大阪ガス、鹿島建設、関西電力、サントリー、住友生命、トヨタ自動車、西日本旅客鉄道、日本たばこ産業、非破壊検査、松下電器産業、日本万国博覧会記念協会 |
〔賛助〕 |
読売テレビ放送 |
〔協力〕 |
IVS音楽出版 |
〔期間〕 |
平成14年5月14日(火)〜5月23日(木) |
〔会場〕 |
いずみホール |
《審議委員》
審議委員長 |
日下部吉彦 |
(音楽評論家) |
委員 |
梅本俊和 |
(大阪音楽大学名誉教授) |
(五十音順) |
小栗まち絵 |
(相愛大学教授) |
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金昌国 |
(東京芸術大学教授) |
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久合田緑 |
(京都市立芸術大学助教授) |
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高橋満保子 |
(神戸女学院大学講師) |
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堤俊作 |
(尚美学園客員教授・桐朋学園大学講師) |
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響敏也 |
(音楽評論家) |
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松本勝男 |
(音楽評論家) |
《運営委員》
運営委員長 |
吉江安生 |
(日本室内楽振興財団常務理事) |
委員 |
大川進一郎 |
(関西フィルハーモニー管弦楽団代表) |
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織茂清 |
(いずみホール顧問) |
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善積俊夫 |
(日本クラシック音楽事業協会専務理事) |
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牧野立太 |
(読売テレビ事業局東京事業部長) |
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香月清英 |
(日本室内楽振興財団事務局長) |
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藤井美千世 |
(日本室内楽振興財団事務局次長) |
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玉越邦彦 |
(日本室内楽振興財団プロデューサー) |
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上野恭男 |
(日本室内楽振興財団総務担当) |
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小林秀邦 |
(日本室内楽振興財団) |
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