|
(1)現状と見通し
(a)現状
大阪府堺市泉北地区には中国からの帰国者約600世帯1,800人が住んでおります。10数年前から帰国して定住しております。初期のうちは残留婦人が日本語を話せる家族を同伴で帰国してきましたが、ここ数年前から、先に帰った帰国者が子ども家族を呼び寄せ日本語を全然話せず、日常の生活や、職業の選択にも困難をきたしております。
行政の窓口手続き、病院に行くのにも言葉が通じず、通訳のボランティアが必要になってきています。
日本語を教えている所は、方々にありますが、日常生活や多文化共生として中国帰国者の中国人二世・三世の日常生活、日本の礼儀等日本文化と中国の文化の違いを教える所がなく日本人と交わって話をする事が少なく孤立している状態です。
(b)見通し
見通しとして、これら帰国者中国人二世・三世にボランテア日本人の希望者に中国語を教えて言葉によるコミュニケーションを図り日本人社会に溶け込み、日中異文化共生交流を図る。
幸い帰国者二世・三世の中から、ボランティア活動の賛助者の若者が出てきたので順じ計画を進行中である。
支援通訳110番を発足させて、行政窓口や病院にかかる中国帰国者の利便を図っております。
平成13年度事業 堺市中国帰国者交流会・北川福太郎
(2)求められるメニュー(プログラム)
| (a) |
日本語と中国語の相互乗り入れ
中国人に日本語を教え、日本人に中国語を教えて、相互の時間で会話の実地練習で語学で文化交流をはかる。 |
| (b) |
病院/行政/学校等で緊急の場合、中国語が解からない日本人に緊急110番の開設 |
| (c) |
在日外国人教育研究所と提携して、小中学生生徒に中国の踊りを見せる、中国教科書及び中国の民族衣装を閲覧中国文化の紹介などをする。
中国帰国生徒に課外活動を、援助する。 |
| (d) |
年に数回、自治連合会で校区内の環境整備大掃除を行うのに、中国帰国者2世3世も参加、して地域環境整備の大切を教える。 |
| (e) |
地域公園等に花植え運動に中国帰国者が参加して貰う。 |
| (f) |
南地域(堺市泉北地区の広域ふれあい祭りに中国民族衣装で踊って、みんなの輪に入る。 |
| (g) |
日本文化の見聞を広めるため、日帰りバスツアーを催す。 |
※(自費中国帰国者は日曜日以外休まず、夜まで働く傾向がある。)
平成13年度事業 堺市中国帰国者交流会・北川福太郎
| ・ |
中国帰国者交流会は平成4年9月27日に発足してから、10年になります。 |
| ・ |
今年7月18日NPO法人化申請しました。約3ケ月で認証予定です。 |
| ・ |
今年は日中平和条約30周年の年にあたります。 |
| ・ |
そこで、これの記念もかねて今回、大阪府のプロジェクトに応募した訳です。 |
| ・ |
10年間で大きな変化がありました。それは、帰国者が呼び寄せた親族で中国籍の人達が、非常に増えたことです。これは全国的なことで、堺市泉北地区も例外ではありません。大阪市に次いで2番目に多く大阪府下の全体の約22%が堺市の泉北地区に住んでおります。そこで、今回のプロジェクトにより多くの外国人・中国人が住んでいる、堺市泉北地区で街の安全プロジェクトはより効果があるものと思います。 |
| ・ |
近くて遠い国が中国です。案外日本人は中国人のことを知りませんし、知ろうとしません。 |
| ・ |
一世の血縁関係で、呼び寄せた人たちで、国籍は殆どが中国です。
日本へ来るまで日本語は全然と言うほど知らず話さず、日本の習慣も知らずに来ました。 |
| ・ |
中国帰国者交流会はこの人達に日本語を教え、日本の文化も体得出来るよう、いろいろな催しを通じて、実施してまいりました。 |
| ・ |
そうして、日本人と中国人が異文化共生で相互理解と、訴えて参りましたが、日本人には、無視する物が多く、なかなか相互ふれ合いが難しいことが解かりました。そこで、日本人も中国人も一同に集まってもらう企画を考えて中国映画「山の郵便配達」を上映して今回のプロジェクトをより盛り上げる企画にしたのです。 |
| ・ |
今まで中国人と付き合ってきて、街の安全を中国人に知ってもらうには、易しい表現で説明することが大切です。そこで考えたのが、この方法です。 |
(NPO法人 堺市中国帰国者交流会・事務局長 北川福太郎 TEL・fax072−291−8109)
「在住外国人とともにつくる安心・安全な街づくり」
堺市中国帰国者交流会
あってはならない災害時の街を、外国人とともに、付和雷同に惑わされず、的確な判断をして正確な情報のみ、信じて行動する。普段は情報過多な街でも、災害時は極端に情報不足や間違った情報が氾濫するものである。これらは、情報を求める人がどっと増え、その中には間違った情報も混じることが多いのである。日本人でもこの状態であるのに、言葉の不自由な外国人にとっては、何処へどうやって行けば助けてもらえるのか、判断出来ないのは当然である。そこで、平時から母国の言葉で情報発信の機構や機関を行政や民間ボランティアでつくり、用意して、彼らに提供いたします。
今回のプロジェクトで、地域日本人と中国籍の人たちの集合体で、街の安心・安全を話し合い災害と犯罪被害の未然の防止や、対策当をここで皆さんに考えてもらい、しかも実行できる提案を出して頂きたいのです。
本会は、この成果を中継するもので、「備えあれば憂いなし」のことわざ通り、次の外国語(この場合、中国語)の情報発信のイラスト入り常備必携を作成いたします。
尚、本プロジェクトは、中国籍の人たちと、地域住民の自主的意見、討論を基礎として、行政の検討と共に、本会やボランティアと協同して災害時に実行できる対策を考えていきます。
中国籍の人たちが始めて日本へ来てから、生活文化の違いによる生活習慣の違いを、だれも教えなかったので、異文化共生には、理由を述べて教示する必要があります。
特に下記のような事項(試案)と日常の危機管理を重点に知ってもらう。
| 1、 |
外国人との共生と人権の理解と確保。 |
| 2、 |
中国語で生活相談できる、機関・施設等の紹介。 |
| 3、 |
日本語教室の案内。 |
| 4、 |
災害時に救急車、特に大型の消防車の進入が出来ないから路上の駐車は、駄目であること。 |
| 5、 |
団地や二階建て上階からのタバコやゴミのポイ捨ては、非常に危険であるから、これはいけないということを指導する。 |
| 6、 |
日常から災害時の避難等をよく理解させ付和雷同に、乗らぬよう理解させる。 |
| 7、 |
日本で生活するには、近所の環境整備や、互助制度が必要なので、自治会等があれば、積極的に入り円滑な近所付き合いをする。 |
| 8、 |
夜間、深夜の騒音は、近所迷惑であることを理解してもらう。 |
|