Y.I.C.N通信
2003.2.25創刊号
(Y.I.C.N.は、Youth In Care Networkの略で、この呼称は仮のものです。)
発行 全国里子会
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財団法人 全国里子会気付
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挨拶
全国里子会 代表 赤木恵一(福岡県)
こんにちは!代表の赤木恵一です。昨年秋行われた全国里親会埼玉大会に平行して、全国里子会を開催しました。そこでは主に、14年度のことと、15年度に向っての方針を話し合いました。今私たちに一番大切なことは里子会があるということです。全国の皆さんに知ってもらうことです。
私は、里子会に入ったお蔭で、多くの仲間と出会うことができました。これは、私にとって宝物でもあります。中学校の頃、自分が里子であることに負い目を感じていました。学校の友人に相談もできずに、中学校生活を送りました。そして高校に入学しても、やはり負い目を感じていました。そんな高校2年7月に、オーストラリア・メルボルンで行われた国際里親大会に参加し、多くの仲間がいることに気付きました。それからは、里子であることに誇りが持てるようになりました。悩みは尽きないものですが、同じ仲間がいると分かるだけで、安心します。相談だってできます。そうやって、悩んでいる仲間に手を差し伸べたいのです。
里子会はまだこれから発展してゆきますが、力不足です。これからも、皆さん、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いします。何かありましたら、赤木までご連絡ください。
北海道里子会研修会
里子たちに期待
全国里親会 会長 渥美節夫
学校や仕事で忙しく、いろいろと境遇や立場が違っていても、唯一共通している重要なことは、あなた方が養育里親家庭で生活していることです。そのことに無意識であることはあり得ませんが、そのことに特にこだわらないことが大切です。親の立場でも、皆さんが、このことにこだわり、さらに思い余っている様子に、非常に気を使っているのです。平常心という言葉がありますが、これを思い出してください。
これからみなさんが最も考えるべきことは、それぞれの養育家庭を離れる時、それからの生活を考えることです。そこで、お互い連絡を取り交流して、智慧や考えを出し合うことが必要となりましょう。里子会の働きが望まれる所似なのです。会の働きが進めば、この会は皆さんの力になりましょう。それは一人一人の心がけと努力によってきます。
親の立場からも喜んで会の発展に協力いたしましょう。何よりも皆さんの人生が良くなることを望んでいるからです。世界のユースも応援しています。
里子さん方の理解と、ご健闘を祈ること切です。
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