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6.3 今後の動向
(1)対馬
(1)ペットボトル
 ペットボトルは、平成14年12月から稼働している「対馬クリーンセンター」において圧縮処理をされ、島外へ搬出され、本土でリサイクルされている。
 今後とも、島内で圧縮梱包し、島外でリサイクルするという体制は変わらないと考えられる。
 
(2)古紙
 「対馬クリーンセンター」では、古紙の圧縮梱包は行っていない。収集する古紙は、段ボールについては適当な大きさに切って指定袋に入れる、新聞紙等についてはひもで十字に縛ることになっており、この状態で輸送用容器(ラック等)に入れられ、島外へ搬出されている。
 「対馬クリーンセンター」は稼働してから間がなく、当面、設備の増設等は行われない。今後は、島内で収集し、本土の古紙問屋で圧縮する体制が続くと考えられる。ただし、ベーラーの導入が行われれば、島内で圧縮梱包が行われ、本土の古紙問屋あるいは製紙工場へ輸送する場合があると考えられる。
 
(3)廃家電
 廃家電は、輸送用容器(ラック等)に入れて本土の指定引取場所へ輸送されている。
 今後とも、島内での中間処理は行われず、本土の指定引取場所へ輸送される体制が続くものと考えられる。
 
(4)使用済み自動車
 使用済み自動車は、中間処理(プレス等)を行う業者がおらず、フロン除去等の処理のみが行われている。
 中間処理業者がいないことから、今後とも、中間処理を行わず、島外へ搬出され、本土でリサイクルされるものと考えられる。
 
表−6.3.1 対馬における主要循環資源物流の今後の動向
主要品目 項目 現状 将来(平成22年)
ペットボトル 排出量 150トン 140トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包 圧縮梱包
古紙 排出量 1,800トン 1,600トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 輸送用容器 輸送用容器
廃家電 排出量 7,100台 6,400台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 輸送用容器 輸送用容器
使用済み自動車 排出量 1,100台 1,000台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 ばら荷 ばら荷
注: 将来の排出量は、人口の減少状況と同程度に減少するものと推計した。
 
(2)壱岐
(1)ペットボトル
 ペットボトルは、現在は各町で収集、輸送用容器(ラック等)に入れて島外へ排出されている。
 平成15年4月からは、4町合同の中間処理施設が稼働する予定である。平成15年度以降は、圧縮梱包された状態で島外へ搬出され、本土でリサイクルされることとなる。
 
(2)古紙
 古紙は、4町により圧縮され、本土の製紙工場へ運ばれてリサイクルされている。
 今後とも、4町共同での圧縮梱包、本土の製紙工場への輸送、リサイクルという体制は変わらないと考えられる。
 
(3)廃家電
 廃家電は、トラックに積み込まれ、トラックで本土の指定引取場所へ輸送されている。
 今後とも、島内での中間処理は行われず、本土の指定引取場所へ輸送される体制が続くものと考えられる。
 
(4)使用済み自動車
 使用済み自動車は、中間処理(プレス等)を行う業者がおらず、フロン除去等の処理のみが行われている。
 中間処理業者がいないことから、今後とも、中間処理を行わず、島外へ搬出され、本土でリサイクルされるものと考えられる。
 
表−6.3.2 壱岐における主要循環資源物流の今後の動向
主要品目 項目 現状 将来(平成22年)
ペットボトル 排出量 120トン 110トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 輸送用容器 圧縮梱包
古紙 排出量 1,300トン 1,200トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包 圧縮梱包
廃家電 排出量 5,300台 4,800台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 トラック貨物 トラック貨物
使用済み自動車 排出量 900台 800台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 ばら荷 ばら荷
注: 将来の排出量は、人口の減少状況と同程度に減少するものと推計した。
 
(3)上五島
(1)ペットボトル
 ペットボトルについては、「上五島広域クリーンセンター」で圧縮梱包後、本土へ輸送され、リサイクルされている。
 今後とも、島内での圧縮梱包、本土でのリサイクルという体制は変わらないものと考えられる。
 
(2)古紙
 古紙は、各町において収集し、焼却されている。
 平成15年度には、島外でリサイクルするべく、ベーラーを導入する予定となっている。将来は、圧縮梱包され、島外へ搬出し、本土の製紙工場でリサイクルするものと考えられる。
 
(3)廃家電
 廃家電は、輸送用容器(ラック等)に入れられて搬出されている場合と、トラックに積み込まれ、トラックで本土の指定引取場所へ輸送されている場合がある。
 今後とも、島内での中間処理は行われず、本土の指定引取場所へ輸送される体制が続くものと考えられる。
 
(4)使用済み自動車
 使用済み自動車については、島外でリサイクルされているが、プレスを行う中間処理業者がいるため、プレス状態で搬出される場合と車両のままで搬出される場合がある。
 今後とも、島内での中間処理はプレスまでであり、リサイクル処理は島外で行われるものと考えられる。
 
表−6.3.3 上五島における主要循環資源物流の今後の動向
主要品目 項目 現状 将来(平成22年)
ペットボトル 排出量 100トン 80トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包 圧縮梱包
古紙 排出量 1,300トン 1,100トン
処理 島内で焼却処分 本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包
廃家電 排出量 4,800台 4,000台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 輸送用容器、トラック貨物 輸送用容器、トラック貨物
使用済み自動車 排出量 750台 600台
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 ばら荷(車両、プレス車両) ばら荷(車両、プレス車両)
注: 将来の排出量は、人口の減少状況と同程度に減少するものと推計した。
 
(4)下五島
(1)ペットボトル
 ペットボトルは、福江市と岐宿町で圧縮梱包が行われ、島外でリサイクルされている。
 今後は、循環型社会の形成に伴い、他の町についてもリサイクル化が促進されると考えられる。その場合、全島で、島内での圧縮梱包、島外でのリサイクルという体制が構築されるものと考えられる。
 
(2)古紙
 古紙は、各町において収集し、焼却されている。
 平成15年度には、島外でリサイクルするべく、ベーラーを導入する予定となっている。将来は、圧縮梱包され、島外へ搬出し、本土の製紙工場でリサイクルするものと考えられる。
 
(3)廃家電
 廃家電は、輸送用容器(ラック等)に入れられて搬出されている場合と、トラックに積み込まれ、トラックで本土の指定引取場所へ輸送されている場合がある。
 今後とも、島内での中間処理は行われず、本土の指定引取場所へ輸送される体制が続くものと考えられる。
 
(4)使用済み自動車
 使用済み自動車については、島外でリサイクルされており、トラックにばら積みされて本土へ輸送されている。
 島内での中間処理(シュレッダー化)の動きがあることから、将来はある程度の島内での中間処理が行われる可能性がある。荷姿は、車両のまま本土へ搬出される場合と、シュレッダーダストとして搬出される場合が考えられる。
 
表−6.3.4 下五島における主要循環資源物流の今後の動向
主要品目 項目 現状 将来(平成22年)
ペットボトル 排出量 170トン 150トン
処理 本土におけるリサイクル処理
焼却処分
本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包 圧縮梱包
古紙 排出量 2,400トン 2,200トン
処理 本土におけるリサイクル処理 本土におけるリサイクル処理
荷姿 圧縮梱包 圧縮梱包
廃家電 排出量 8,900台 8,000台
処理 本土におけるリサイクル処理 島内でのリサイクル処理
荷姿 輸送用容器
使用済み自動車 排出量 1,300台 1,200台
処理 本土におけるリサイクル処理 島内でのシュレッダー化
本土におけるリサイクル処理
荷姿 ばら荷(車両) ばら荷(車両)
シュレッダーダスト
注: 将来の排出量は、人口の減少状況と同程度に減少するものと推計した。







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