点検整備項目 |
点検整備及び試験調整内容 |
点検整備の方法 |
判定基準 |
使用機器 |
1.
一般
(現状) |
a. 空中線の取付状況 |
サービスマニュアル等に従い、これに適合した取付け及び整備状態にあることを確認する。 |
1. 空中線が図面で指示されているように正しく取付けられていること。
2. 防水接続箱や接続部分等の防水状態が確保されていること。 |
− |
b. 主要部分のコネクタの取付状況、ねじ類の締付状況、接地の状態 |
1. 当該機器が図面で指示されているように正しく取付けられ、保守のための空間も十分確保されていること。
2. コネクタはすべて正しく接続され、脱落防止装置(機能)があるものはそれが正常に動作していること。
3. 機器の取付ねじ類、端子の接続ねじ類は必要十分なトルクで締付けられていること。もし締付不足のものが発見された場合は、増し締めを行うこと。
4. 接地は図面で指示されているように正しく接続されていること。 |
− |
c. 表示灯の断線、操作つまみの欠落等 |
表示灯の点灯状態、操作つまみの取付状態を目視で検査し、正常であること。 |
− |
d. 表示及び添付資料並びに構成品等の確認 |
必要な表示がなされ、また、適正な書類及び予備品等が備え付けられていることを確認する。 |
1. 下記の項目がはっきりと外部に表示されていること。
−1 名称
−2 型式
−3 型式承認番号
−4 製造番号及び製造年月
−5 製造者名 −6 検定印又は証印
−7 操舵室に装備する機器には磁気コンパス安全距離
−8 DSCのクラス
2. 操作説明書並びに保守のための資料及び本体、ケーブル、予備品等の構成品が備え付けられていること。 |
− |
2. 電源装置 |
a. 主電源及び代替電源(要求される船舶について)から受電が可能であることの確認
b. 代替電源(要求される船舶について)への切替えの確認 |
主電源及び代替電源に対し、配電盤等において、給電側のスイッチを操作し電源を切替え、機器の電源端子における電圧をテスターで計測する。 |
1. 主電源及び代替電源から受電可能であること。
2. 電源電圧が規定値以内であること。
3. 代替電源への切替えが素早くできること。 |
回路試験器
(テスター) |
3. 制御部 |
機器の制御盤上のつまみ等を操作し、表示灯により、機器の機能が仕様書に示されている基準に適合していることの確認 |
機器全体の入/切スイッチを投入した後、操作説明書に従い操作し、機器の作動状態、表示灯等の作動状態について判定基準に適合しているかを確認する。 |
1. チャンネル70で受信できる機能を有すること。
2. 機器が作動状態にあることを示す可視表示が備えられている等、正常に動作していること。 |
− |
4. 保護装置 |
人体及び構成機器に対する保護装置の確認 |
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AC/DC50V以上の導電部には保護カバーが付けられていること。 |
− |
5. 受信装置 |
チャンネル70における信号の受信状況の確認 |
通信が行われていない場合は、直近の受信記録等により確認する。 |
正常にDSCメッセージを受信できること。 |
− |
6.
DSC機能 |
a. 安全呼出しの受信の確認 (可能な場合に実施) |
操作説明書に従い操作し、機器の表示等により確認する。
電源(主電源及び代替電源)を短時間(1分間程度)断にした後、再び電源を入れる。 |
正常に受信でき、可視及び可聴の表示ができること。 |
− |
b. 外部電源供給停止の記憶確認 |
既に受信した遭難呼出し等の内容が消去されないこと。 |
− |
7. 自己診断機能 |
機器の自己診断機能の確認 |
機器に内蔵された自己診断機能を用いて確認する。 |
日常の点検ができること。 |
− |