1・2・3 磁気回路−変圧器(トランス)
2つのコイルを近づけて磁界で結合すると変圧器ができる。一次側と二次側のコイルの巻き線数の比により電圧や電流の変換ができる。図1・21に変圧器の回路を示す。
一次コイルAと二次コイルBの巻き線比をnA:nBとする。変圧器の損失がないとすると入力の一次側電圧と出力の二次側電圧が巻き線数の比となるので
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となるのでインピーダンスの異なる回路間をトランスで結合する(これをインピーダンス整合と呼ぶ)ことができる。アンテナと受信機のインピーダンスを整合させるのに適当な巻き数比を持つ高周波トランスが使用されている。
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