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3. 母線短絡における電動機寄与電流
 22〔kW〕相当と7.5〔kW〕相当の2つの平均電動機群について寄与電流を計算する。
(a)平均電動機22〔kW〕、15台の寄与電流
電動機定格電流 MA=40〔A〕
XB=X1+X2=16.8〔%〕
Rs=2.69〔%〕
RR=2.29〔%〕
定格電圧VR=440〔V〕、電動機台数Nm=15
接続ケーブルTPYC−14、長さLM=30〔m〕の電動機定格
 電流基準の%インピーダンスは、抵抗分をRM、リアクタンス分をXMとすると、
 
(拡大画面:50KB)
 
 上記の計算により、この電動機群の短絡発生時の寄与電流の初期値は下記のように確認される。
交流分初期値 3,488.4 〔RMS A〕
直流分初期値 4,933.2 〔A〕
(b)平均電動機7.5〔kW〕、14台の寄与電流
電動機定格電流MA=14〔A〕、台数Nm=14
XB=X1+X2=15.6〔%〕
Rs=3.55〔%〕
RR=2.9〔%〕
VR=440〔V〕
 接続ケーブルTPYC−4、長さLM=40〔m〕の電動機定格電流基準の%インピーダンスは、抵抗分をRM、リアクタンス分をXMとすると、
 
(拡大画面:57KB)
 
 上記の計算により、この電動機群の短絡発生時の寄与電流の初期値は下記のように確認される。
交流分初期値 1,203.2〔RMS A〕
直流分初期値 1,701.6〔A〕
(c)電動機全体の寄与電流
 前記の計算結果から電動機全体の寄与電流を要約すると次の通りである。
交流分初期値 ΣI''m=3488.4+1203.2=4,691.6〔RMS A〕
交流分1/2サイクル時の値 2275.2+671.8=2,947〔RMS A〕
直流分初期値 4933.3+1701.6=6,634.9〔A〕
直流分1/2サイクル時の値 2585.7+673.5=3,259.2〔A〕







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