6・5 電動力応力
(1)電動揚錨機(ウィンドラス)
Wr:定格荷重〔t〕
両玄形 Wr=k×〔(主アンカー重量×2)+(40mアンカ・チェン重量×2)〕
片玄形 Wr=k×〔(主アンカー重量×1)+(80mアンカ・チェン重量×1)〕
k:摩擦係数(約1.35)
Vr:定格巻上速度〔m/min〕(普通9m/min)
η:機械効率(小数)(約0.5〜0.6)
(2)電動係船機(キャプスタン)
W:引張荷重〔t〕
V:定格速度〔m/min〕
η:機械効率(小数)(約0.6〜0.7)
(3)電動揚貨巻上機(カーゴウィンチ)
W:定格荷重〔t〕
V:定格速度〔m/min〕
1.07:滑車とロープ間の摩擦係数
η:機械効率〔%〕
スパーギャー式 0.90〜0.95
ウォームギャー式 0.85〜0.90
(4)電動起重機(門形デッキクレーン)
(a)巻上用
W1:巻上荷重〔t〕
V1:巻上速度〔m/min〕
η1:機械効率(小数)(通常0.6〜0.8)
(b)横行用
W2:W1+クラブ重量〔t〕
V2:横行速度〔m/min〕
C2:横行抵抗=1ton当りのけん引力〔kg/t〕(通常23〜33kg)
η2:機械効率(小数)(通常0.7〜0.8)
(c)走行用
W3:W2+けた重量〔t〕
V3:走行速度〔m/min〕
C3:走行抵抗=1ton当りのけん引力〔kg/t〕(通常23〜33kg)
η3:機械効率(小数)(通常0.65〜0.7)
(5)電動ポンプ
Q:液体の吐出量〔m3/min〕
H:全揚程〔m〕
ρ:液体の密度
4℃の水の場合 ρ=1であるから
ポンプの効率をηPとすればポンプ軸に加える軸動力
よって、
電動機出力=(軸動力)×(1.1〜1.2)〔kW〕
参考 ポンプの種類と性能
名称 |
特長 |
用途 |
揚程〔m〕 |
効率 |
離心ポンプ |
うず巻ポンプ |
遠心ポンプの1種誘導形直結 |
低揚程一般 |
36まで |
0.75〜0.85 |
タービンポンプ |
前者に案内羽根をつけたもの |
高揚程一般 |
20〜100 |
0.73〜0.83 |
軸流ポンプ |
プロペラ羽根車を回す。安価 |
低揚程大容量 |
10以下で大形 |
0.70〜0.80 |
歯車ポンプ |
構造簡単、取扱容易 |
油用小容量 |
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0.55〜0.65 |
往復動ポンプ |
20〜120〔min−1〕(300もある。) |
超高揚程小容量 |
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0.60〜0.83 |
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(6)電動通風機
(拡大画面:3KB) |
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Q |
: |
吸込空気量〔m3/min〕 |
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Ps1、Ps2 |
: |
吸込口及び吐出し口の絶対静圧〔mmAq〕 |
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Pd1、Pd2 |
: |
吸込口及び吐出し口の動圧〔mmAq〕 |
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P |
: |
吐出し口と吸込口の全圧差〔mmAq〕
P=(PS2−Ps1)+(Pd2−Pd1) |
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η |
: |
通風機効率(小数)(下表) |
(注)風圧を表すには通常水柱の高さ(単位はmmAq)で表す。
1kg/cm2=10,000kg/m2=10mAq=10,000mmAq 即ち1mmAq=1kg/m2
通風機形式−効率表
通風機の形式 |
η |
ターボベーン形 |
0.60〜0.75 |
プレート形 |
0.50〜0.60 |
多翼形 |
0.45〜0.65 |
リミットロード形 |
0.55〜0.70 |
軸流形 |
不可逆 |
0.55〜0.75 |
可逆 |
0.40〜0.60 |
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(7)空気圧縮機(コンプレッサ)
(拡大画面:7KB) |
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P1 |
: |
吸込空気の絶対圧力〔kg/m2abs〕 |
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Q1 |
: |
吸込状態に換算した空気量〔m3/mm〕 |
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P2 |
: |
吐出し絶対圧力〔kg/m2abs〕 |
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k |
: |
空気の断熱指数
(標準吸込状態における空気の断熱指数1.4) |
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η |
: |
圧縮機の効率(小数)(下表) |
種類 |
η |
1段圧縮機 |
特に小形空冷式 |
0.20〜0.605 |
小形水冷式 |
0.50〜0.80 |
中形水冷式 |
0.70〜0.85 |
2段圧縮機 |
|
0.70〜0.90 |
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(8)エレベータ(つり合いおもりを有する場合)
(拡大画面:17KB) |
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エレベータの速度
用途 |
定格速度〔m/min〕 |
荷物用 |
15〜30 |
食料品、料理品 |
25〜30 |
乗客用 |
30〜60 |
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