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7・5 交流アーク溶接機
ただし、汎用電気溶接機では
定格出力電流〔A〕 200、 300、 400 定格使用率 40〔%〕
同上 500     同上 60〔%〕
小形交流アーク溶接機では
定格出力電流〔A〕 130〜250定格使用率 20〔%〕
注:定格出力電流とは定格周波数の定格入力電圧及び定格負荷電圧において流すことができる二次電流をいう。
 
 上記溶接機に定格入力電圧を加え、定格使用率において定格出力電流を、温度上昇が一定となるまで断続負荷する。
絶縁の耐熱クラス 温度上昇限度〔℃〕
抵抗法 絶縁被覆の上から測定した場合 導体に接触して測定した場合
A 70 60 80
B 90 80 100
F 115 105 125
H 160 150 170
備考 1. 絶縁の種類の定義はJISC4003−98(電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価)による。
  2. 基準周囲温度の限度は、40〔℃〕とする。
 
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〔例題〕1. 定格使用率20〔%〕、定格電流180〔A〕の交流アーク溶接機を200〔A〕で使用するときの許容使用率〔%〕はいくらか。
〔解〕許容使用率=0.20× ×100=16.2〔%〕
〔別解〕許容使用率=20〔%〕× =20〔%〕×0.81=16.2〔%〕
〔例題〕2. 1本の溶接棒で作業する時間を1.5分とするとき、8時間に100本の溶接棒を使用して作業したとすれば、この溶接機の使用率いくらか。また、この溶接機の定格使用率を40〔%〕とすれば、溶接機の温度上昇はどのくらいか。
〔解〕1本で15分の作業時間であるから、100本では150分の全時間となる。また作業の全時間=8×60=480分であるから、この場合の使用率は次のようになる。
使用率= ×100=31〔%〕
 ところが、定格使用率は題意により、40〔%〕であるから使用上余裕があり、したがって温度上昇は8時間後も定格値以下であるといえる。
(1)熱量の単位について説明せよ。
(2)所要加熱電力量の公式を示せ。
(3)所要加熱電力の公式を示せ。
(4)風呂桶に15〔℃〕の水を200〔l〕入れ、2時間13分かかって42〔℃〕の温度に温めた。
何〔kW〕の電熱器が必要か。ただし電熱器の効率は85〔%〕とする。
(5)100〔l〕の5〔℃〕である水を2時間で55〔℃〕に温度上昇させるに必要な投込形電熱器は何〔kW〕か。ただし、熱効率は90〔%〕とする。
(6)単相100〔V〕、6〔A〕の電気湯沸器がある。15〔℃〕の水1〔l〕を15分間で95〔℃〕にすることができるという。このときの湯沸器の効率を求めよ。
(7)溶接機の定格使用率とはどんなものか。
(8)許容使用率について説明せよ。
(9)104(kcal/kg)の重油110〔l〕からでる熱量を容量100〔kW〕の電熱器を使用してうるための所要時間はおよそいくらか。ただし重油の比重は0.9、熱効率95〔%〕とする。







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