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3. 参加者の感想
(第1回:平成14年7月24日(水)〜26日(金))
 
秋葉雄大 青山学院高等部(東京都)2年
 海洋研究といっても、その中にはたくさんの種類があり、将来やってみたいことがたくさんありました。そして、海洋に前より深く興味をもちました。海洋科学技術センターは新しいコトをたくさんしようとしていて本当に興味が深まりました。
 マリンサイエンス・スクールは、とてもおもしろかったです。また来たいと強く感じました。あと、日数が少し短く感じました。
 将来、海洋に関わる、自分の好きな、興味のある仕事をしたいと思いました。
 マリンサイエンス・スクールでやらせていただいた実習(圧力体験実験、体験潜水など特に)は、強く印象に残りました。特に圧力体験実験などは普通ではできない体験でとても感動しました。講義では、深海生物が1番楽しかったです。2番は深海地球ドリリング計画の話でした。
 
荒川千秋 神奈川県立小田原高等学校2年
 講義など、とてもわかりやすかったです。
 今回、このスクールに参加して、心に残ったことは、夜に友達と語り合えたことです。最初のほうは、緊張していたが、今は、ずっと昔からいた友達のように仲良しになれました。いろんな話ができて、とてもよいひとときがすごせました。
 
荒川史人 駒場東邦高等学校(東京都)1年
 高圧力の体験やスキューバダイビングなど日常生活で体験できないことをすることができました。海洋技術や海洋学の最先端に携わる人々の話を聞き、質問することができてそれらのことの理解が深まりました。
 来年駒東生が来たらなるべく入れて下さい。とりあえず理系の学部を目指すことに決めました。
 
飯島真之介 横浜市立戸塚高等学校(神奈川県)3年
 興味がもともとあったもの、今まで興味のなかったもの共に、普段見ることができないものを見、聞けない話を聞き、そしていろんな人と知り合えました。
 中・深層にはもともとすごく興味があったのですが、今回いろいろ話をきけて、ただの“興味”が“夢”にかわりました。いずれ自分もここで研究できたらと思います。
 大学受験という状況にたったとき、(最初迷いはありましたが)海洋の生物のことを学びたい、学んでゆきたいと考え、進路を決めました。そこで、何かやる気につながるであろうと、今回参加しました。
 じっさい参加して、やる気はかなりUpしました。それに、今まで具体的にどんなことをやりたいのかあやふやだったのも、まだ(やはり)おぼろげですが決まってきました。
 今回ここで知りあうことのできたセンターの方々にはこれからもいろいろなことを聞きたいと思います。そしてもう一度といわず、またここにきたいと思いました。
 
大嵜洸司 東京都立八王子北高等学校2年
 正直始めはこんなにも日本が世界に通用するとは思わなかった。けど今回勉強してみてびっくりした。
 1日目⇒周りがみんな初めての事ばかりで感動的だった。
 2日目⇒いろんな人とも交流を深めて友達もできてうれしかった。たぶん、他の県の人とかと友達になる良いきっかけにもなったし、もちろんそれだけではなく、実験や体験も勉強になったし、日を追う事に自分の知識や経験が増え自分を確実に大きくしてくれるのを実感した。
 3日目⇒この3日間、始めは長いと思ったけどあっという間ですごく残念です。ここでの事は凄く楽しかったし、もう一泊したいくらいです。またこういう機会があったら是非出たいです。
 最後にみなさん本当にありがとうございました。お世話になりました。
 
大塚智世 埼玉県立浦和第一女子高等学校1年
 文系・理系の区別は、一体誰が決めたのでしょうか。今まで知ろうともしなかった理系、特に海洋分野のことを知りたい、と応募動機に書いたのにも関わらず、やはり、自分は文系向けで理系は苦手だということにとらわれている自分がいました。「自分の1番やりたいことを見つければよい。」センターの多くの人はこう言って下さいましたが、文・理系の決定より何より、これが1番難しいのです。そして、今回のマリンサイエンス・スクールでは、何をすればよいではなく、何をしたいかを決めなくてはならない、ということを初めて知りました。講師の先生方を始めとするスタッフの方々は、海洋研究の魅力と一緒に、進路選択についても話して下さいました。進路を決めかねている私には、学校以外でそのような話を聞けたことが、とても貴重でした。今回何故か高1女子は私一人で、けど、それを知らなかった私は、同い年だと思った竹田さんに追浜駅で一番に話しかけたりしたものですが、学年の差を皆、ほとんど意識せず、一つの目的のために集まった仲間だという感じでよかったです。社会人になったら、きっと、こんな感じなんだろうな、と思ったりもしました。ですが、二日目の夜に何人かで海に行って、お喋りをしていた時、自然と高1と高2、3に分かれていたのですが、私達高1の方は他愛のない会話を笑いながらいていたのに対し、高2、3の方は進路について真剣に話していたのです。仲が良いとはいえ、やはり年上なんだなと良い意味で感じ、私も考えなくては、と刺激になりました。セミナー室の講義でも、一生懸命に質問をしたりする高2、3の影響もあり、私も質問をよくしたものですが、質問内容や考え方が、私は知識の面でも精神的な面でも、まだ未熟だな、と感じました。口にはしませんでしたが、そんな高2、3の人を尊敬していました。来年の選考をする時は、ぜひ同学年の人は2人以上にしてあげて欲しいな、と来たばかりの時は思いましたが、1人だけ別学年というのも今回はよかったなと感じました。進路選択のために海洋研究について知りたいということで参加した、このマリンサイエンス・スクールでしたが、結局、まだ、進路ははっきりしません。センターの方の中には、始めからこの海洋科学技術センターを目指した方、企業から来た方、学生時代に進む方面の決まっていた方、そうでない方といるようで、そんなに焦らなくていいのかな、という気もしました。その話を竹内さんとしていた時、誰か忘れてしまいましたが、高3男子の一人が、自分は文系から理系に変更した、と言っていました。私には無理だと思いましたが、要はやる気次第だと二人は言っていました。私が、まだ、そこまでする程夢中になれるものを見つけられていないのか、あるいは、面倒なこと、大変なこと、リスクを背負わなけてはならないことから逃げているのか・・・。プロジェクトXで、H2ロケットのエンジン部を太平洋から発見した海洋センターの門馬さんの話を見ましたが、とにかく凄い、としか言えませんでした。不可能と言われた〜という、その番組のくだり通りのことに挑む−私には無理だと、また思ったのですが、門馬さんにはそれができたのです。それは門馬さんが深海調査が本当に好きだったからなのだろうな、と思いました。自分の好きなことが仕事ということは、こんな時、幸せに感じるのだと思います。ただ好きなだけでなく、その気持ちから多くのことを学び経験し、それから生まれた確かな自信と忍耐力が成功につながったのでしょう。門馬さんだけでなく門馬支えた多くの人々も凄いと思いました。ダメだと思ったらダメ。確か小松さんが話して下さいました、何で大学に受かったかと聞かれたが、受験したからだ、浪人もしたが、それでも頑張ったからだと。他人への遠慮か、大変なことをするのが嫌なのか、私は「自分には無理だ」と言いがちです。もしかしたら、この気持ちが、私自身の視野と興味と可能性を狭めているのかな、とふと思いました。ダメだと思ったらダメ、ムダなことはない―。この、マリンサイエンス・スクールの始めの頃は興奮と少しの緊張の為か、あまり意識しなかったのですが、徐々に、先生は皆、海洋研究の先端に携わる人達で、施設も、世界のトップレベルのものだということに気付き始め、終わりの頃になると、あれも聞けばよかった、これもしたかった、と、少し後悔していました。ですが、そうでなく、あんなことも聞けた、こんなこともできたと考えたいと思います。海洋科学技術センターの皆さん、本当にありがとうございました。一生忘れません。
 
岡村公平 静岡県立焼津水産高等学校2年
 今回、このマリンサイエンス・スクールに参加して、楽しく、学ぶことができました。2泊3日と短い間でしたが、仲間も出来て、とても良い思い出になりました。圧力体験は、初めて、あんなに圧力がかかったので、体がすごく重くなりました。少し恐かったのですが、耳ぬきもできて、安心しました。体験潜水では、学校でスキンダイビングは、やっていますが、タンクを使うのは初めてだったので、少し不安でした。しかし、実は、やってみたら、意外とかんたんにできました。
 このマリンサイエンス・スクールを通して、たくさんの事を学びました。僕は将来、調査船の職員や海上保安庁の職員を目指しています。夢に向かって、がんばろうと思っています。
 この、マリンサイエンス・スクールに参加して、本当に良かったと思っています。色々と、ありがとうございました。
 
奥井洋行 神奈川県立清水ヶ丘高等学校1年
 今回、初めて、マリンサイエンス・スクールに参加して色々な海洋科学を知ることができて、とても勉強になったと思う。とくに自分以外の人の質問をきけたりして、また、違った考えを聞いたのはいい経験だと思えた。
 だけどやっと仲よくなってきた友人とすぐに別れるのはつらいと思った。
 4泊5日くらい泊まりたいと思う。そうしたらもっとゆっくり講義をきけていいと思う。
 2泊3日楽しかったです。
 
菊地將人 東京都立城東高等学校2年
 今回、マリンサイエンス・スクールに参加して、とてもいい経験できてとてもよかったです。
 
小林靖典 神奈川県立追浜高等学校3年
 今回の会の参加により、さらに進路について考えさせられた。三年生、受験の夏休みという大変な時期に来れて良かったと思う。海洋に関する意識も強くなり、自分で海洋の研究をしたいとも思うようになったし、これからの自分の進む道に大きく影響をあたえるであろう会になった。何より年も生まれた場所も違う仲間と生活をすることがこんなにも新鮮なことにはかなり驚いた。こんな経験をしたのは生まれて初めてだ。
 この会に参加出来て本当に良かったと思う。受験勉強で苦しんだらこのことを思い出して頑張っていこうと思う。
 最後に三日間親切にしてくださったセンターの皆様ありがとうございました。お願いします。
 
近藤あいみ 日本大学第三高等学校(東京都)3年
 いろんな考えをもった友達ができて、とてもよかった。みんな本当にいろんなことを考えていて、自分と同じような悩みを持っている人や、今まで考えていなかったことを考えている人がいて、すごく勉強になった。また、センターの方々と話して、大人の意見を聞くことができたのが、よい経験だと思う。親や先生とは違うので、すごく新鮮だった。
 
坂井俊亮 兵庫県立姫路工業大学附属高等学校2年
 圧力体験など、普通では絶対に体験できない事がたくさん体験できて、とてもうれしいです。また、全国から集まった人達と自分の事や地元の事などを話して、友達になれたのでうれしかったです。
 これからもこういう企画をどんどんやってほしいです。
 
佐藤さよ 東京都立町田高等学校3年
 それぞれの講義をして下さった方々の、自分の選択した道などについて、私達が今考えたいことのプラスになる、そんなお話が(ちょっとだけ)あったりもしたので、もっと個人的なことでも大人の人の話をきけて、いいことだと感じました。
 様々なことを吸収したいと感じている今、とてもプラスの経験をすることができました。1年生から同じ年まで、しかも初めて知り合った仲間たち・・・。なかなか思いがまとまりません。いろいろありすぎて。そのようにたくさん感じることは、どんなことでも自分の成長につながると思うので、この体験をした私は大きくなれたような気がします。大人の人と話したこともかなり大きかったです。







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