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研究項目 研究期間 担当 平成14年度
予算(千円)
研究開発内容
計画 年度
4. 環境・エネルギー研究領域          
(1)魚ロボット及びその動力源に関する基礎的研究 3 3 環境・エネルギー研究領域 750 (1)上下運動を含めた魚ロボットの運動性能の解析及び実験を行う。
(2)小型スターリング機関の駆動機構及び熱交換器の改造を行い、高性能化を図る。
(3)新しい外燃機関の性能解析を進める。
(2)次世代舶用ガスタービンの低環境負荷燃焼器に関する基礎的研究 4 2 環境・エネルギー研究領域 1,500 (1)希薄予混合燃焼器の燃焼特性の実験を行う。
(2)予混合気のシミュレーション計算を行う。
(3)予混合気の濃度分布測定に関する実験的調査を行う。
(4)低環境負荷型燃料の燃焼に関する文献調査を行う。
(3)舶用機関からのNOx、PMの同時低減の研究 4 2 環境・エネルギー研究領域 1,800 (1)電子制御化機関については、確定した最適燃焼範囲から更に内部EGR、ミラーサイクルの可能性を探ると共に、C重油を使っての運転を始める。
(2)PMについては、新型希釈器を使用して計測システムの問題点を抽出し、実用に向けての検討を行う。
(3)小型機関を各種燃料で運転し、排出されるPMに注目して排出特性を把握すると共に、分析を行い組成を明らかにする。
(4)実船から排出されるにNOxについて計測を実施する。
(4)船舶起源の有害化学物質の環境汚染に関する研究 4 2 環境・エネルギー研究領域 海上安全研究領域   (1)化学物質輸送作業中における排出量測定のための模型貨物タンクを用いた実験を行い、計算モデルを構築する。
(2)前年に続きタールエポキシ樹脂塗料を試料とし、塗料単離膜による静的溶出試験を行う。また、ガラス板に塗装した試験片により動的溶出試験を行う。
(3)ストリークカメラにより高粘度油等の蛍光スペクトル及び大気ライダーによりレーザ光の伝搬に関するデータを取得する。
(5)脈動流の熱流動特性に関する基礎研究 3 2 環境・エネルギー研究領域   (1)脈動流の熱流動特性に関する実験的研究:PTV(Particle Tracking Velocimetry)による脈動流の可視化・伝熱実験結果のデータ解析を行い、種々のパラメータが渦の生成や伝熱特性に与える影響を明らかにする。
(2)脈動流の数値解析:可視化実験と同一体系の脈動流において、脈動周期、脈動振幅等をパラメータとした数値解析を実施して、脈動流の熱流動特性を解析的に明らかにする。
(6)放射線遮断技術及びデータの標準化に関する研究 5 2 環境・エネルギー研究領域 800 ストリーミングに関する計算法及びデータベースを遮蔽のベンチマーク問題を用いて評価し、標準化作業を行う。また、2次元Sn計算コード支援ツールを標準化の観点から評価する。
(7)海洋における環境問題の動向に関する調査研究 3 2 環境・エネルギー研究領域 輸送高度化研究領域 海洋開発研究領域 500 (1)船舶及び海洋分野における環境問題の国内、海外の研究実施状況を調査し、緊急に着手すべき研究課題を抽出する。また、研究課題選定のためのケーススタディを実施する。具体的な環境問題として、機関からの排出ガス、塗料、ビルジ等の排出物の環境影響、油流出等の事故に起因する環境問題の発生、二酸化炭素排出等の地球規模の環境問題、船舶の廃棄・リサイクル等を含むライフサイクル評価、環境実態の計測法、化学物質の分析等の計測評価技術、汚染物質の海洋での拡散の評価等のシミュレーション技術等を対象とする。
(2)LCA、船舶の解撤問題、油汚染、バラスト水、海洋リモートセンシング、ディーゼル機関からの排ガス等のそれぞれの研究グループが対処すべき環境問題について、所としての研究方針を策定する。その際、より広範囲に研究テーマを追求し詳細な調査を実施する。
(8)舶用機関の信頼性向上及び検査の合理化に関する研究 3 1 環境・エネルギー研究領域 1,650 (1)船舶検査時に得られた機関不具合情報等の機関信頼性に関する諸情報をデータベース化する。
(2)データベース化されたデータの解析・評価手法の検討を進める。
(3)高速旅客船に搭載されている高速舶用機関の不具合発生に係るアンケート調査を行う。
(4)不具合の発生している高速舶用機関の運航状況、損傷・不具合の調査を行うとともに、実際の運航時の機関特性の計測を行い、高速舶用機関の不具合発生メカニズムの解析と安全性の評価手法の検討を行う。 (5)煤の付着量と燃焼時間とから障害発生燃料の判定基準を調べる。
(9)舶用環境機器の基準に官銑研究 3 1 環境・エネルギー研究領域 海上安全研究領域 大阪支所 1,000 バラスト水関連情報の収集。油水分離器後処理装置の試作。油分濃度監視モニターの試験方法の検討。タンクの少水量模型洗浄実験。油回収機材への撥油性塗膜の適応評価を行う。
(10)二酸化炭素深海貯留の環境影響評価手法に関する基礎的研究 3 1 環境・エネルギー研究領域 海上安全研究領域 輸送高度化研究領域 大阪支所 海洋開発研究領域 1,100 (1)陸上模擬実験による環境影響評価手法の検討:モニターカメラ、pH計等の計測系の設置調整を行った後、静止水中での貯留模擬実験を行い、二酸化炭素ハイドレートの膜量、貯留二酸化炭素の溶出速度及び拡散速度等のデータを取得する。並行して、大阪支所等でのラボ実験及び実海域実験との比較を行い、スケールアップに伴う相似則の検証等を行う。
(2)海洋生態系等を含む環境影響評価手法の調査研究:東京水産大、国立環境研究所等と協力し、海洋生態系等を含む環境影響評価手法について調査研究を行う。
(11)日仏共同研究に係る海洋汚染防止に関する研究 3 1 環境・エネルギー研究領域 海洋開発研究領域 1,200 (1)フランスにおける油回収船の開発状況の詳細な調査を行なう。
(2)船舶の遭難時の事例を研究し、セドレ研究所の研究対象の詳細な調査を実施する。遭難船舶が海洋汚染源となる場合に、フランスでの曳航作業の実際を調査する。
(3)日仏のモニタリング技術についての現状調査を行ない、協力できる研究テーマを選定する。
5. 大阪支所          
(1)船舶内配管系の安全性評価に関する研究 3 3 大阪支所 1,760 (1)船用弁への熱と加圧の同時負荷計測は困難であることが分かり、熱のみによる歪み計測を行い、蒸気加圧実験結果の精度価を行う。
(2)船舶内配管系器機のISO規格に適合したJISF規格化の必要性を調査し、規格化の要望のある船用品について強度実験・解析を行う。一方、バルブメーカーから要望のある配管内の流れ解析を行う。
(3)引き続き、2個連結による船用逆止弁のチャタリングを軽減すべく、ダミーの逆止弁の弁体を重くした場合、バネを付加した場合等の実験を行う。
(2)船用品の信頼性と効率性向上に関する研究 3 2 大阪支所 環境・エネルギー研究領域 1,200 (1)船舶に搭載されている消火設備の実態を船の規模や用途毎に調べ、合理的かつ効率的なエネルギー変換方法を調査する。流場シミュレーションに必要な各種解析条件を明らかにする。
(2)レーダ領域周波数の電界測定条件を明らかにする。
(3)既存の0.12m直径の二酸化炭素放出装置により落下するスラリーボールの挙動を観測する。
(4)関連する資料を収集し、共同研究体制を確立する。
(3)地域内河川における新舟運システムに関する基礎的研究 2 2 大阪支所 500 (1)低橋梁下を通航するのに必要な施設として、特許申請したものについて最適化設計を行う。
(2)総合的な新舟運システムの概要をまとめる。
(4)小型船体の安全性向上と製造の省力・省エミッション化に関する研究 2 2 大阪支所 1,040 (1)CADデータにより板材端面の簡易3次元曲面切断機を操作可能なソフトウェアを作成するとともに、計算機上でシミュレーションを行う。
(2)C02排出分布をもとに、環境負荷低減のための製造工程管理と効果的なリサイクル法について提案を行う。
(3)鋼材と樹脂、ガラス繊維と樹脂などの接着接合部のメゾスケール強度を数値・理論解析により評価する。
(4)船体から切り出す、あるいは新たに成形したABS樹脂について強度と、耐久性の評価を行い、検査基準策定の基礎資料を得る
(5)舶用機器の振動及び騒音軽減に関する研究 3 2 大阪支所 1,065 (1)引き続きタグボート等を対象に、振動及び騒音の実態調査を継続する。
(2)低周波音発生装置を製作し、消音器の低周波音低減対策に有効な要素を調べる。また消音システム全般から見直しつつ、効果のある抑制法を検討する。







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