リソース・シリーズ
平成6(1994)年
『国際人口開発会議における注釈のついた概要』(和文)
国連国際人口開発会議に向けて準備された国連事務総長による注釈のついた行動計画の草案“Annoted outline of the final document of the Conference:Noted by the Secretary General”の翻訳。国連国際人口開発会議ならびに国際人口開発議員会議に参加する国会議員および有識者のために翻訳した。草案段階の翻訳としては唯一の資料となった。
平成7(1995)年 『国際人口開発会議行動計画要旨』(和文)
国連人口基金(UNFPA)の“Summary of The Programme of Action of The International Conference on Population and Development”の日本語版。1994年カイロの国際人口開発会議(ICPD)の行動計画の要旨であり、同文書関連の出版物としては本邦初。
『国際人口開発議員会議議事録』(和文)
1994年カイロで国際人口開発会議(ICPD)に先駆けて開催された国会議員会議である国際人口開発議員会議(ICPPD)の議事録。同会議には117ヵ国約300名の国会議員が参加した。会議宣言文はICPD総会でも発表された。また、この会議を契機としてアフリカ・アラブ地域の国会議員フォーラムが準備された。
『世界人口・開発援助の現状−日本の貢献−』(和文)
UNFPAの“Global Population Assistance Report 1993”の翻訳と外務省の資料に基づく人口問題に対する日本の貢献の現状からなっている。世界規模での人口分野に対する援助の現状と、資金の流れを分析。我が国の人口分野への貢献も併載。
平成8(1996)年
『国際人口・社会開発議員会議(IMPPSD)議事録』(和文)
世界社会開発サミット(WSSD)にあわせ1995年3月にデンマーク・コペンハーゲンで開催された国際人口・社会開発に関する国会議員会議議事録。
リソース・シリーズ1 『国連人口会議20年の軌跡−ブカレストからカイロヘ−』(和文)
黒田俊夫著:本協会理事であり日本大学人口研究所名誉所長である著者は国連主催の第一回人口会議であるブカレスト会議から1994年カイロの国際人口開発会議まですべての国連主催の人口会議に参加した。人口分野における世界的大家である著者がその変遷を概観し分析した。
Resource Series2 “From Bucharest to Cairo−20 Years of United Nations Population Conferences−”(英文)
黒田俊夫著:好評をもって迎えられた「リソース・シリーズ1」の英文版。
『国際女性・人口・開発議員会議(IMPGPD)議事録』(和文)
第4回世界女性会議(FWCW)に合わせ1995年9月に東京で開催された国際女性・人口・開発議員会議(IMPGPD)の議事録。同会議には第4回世界女性会議に対する各国政府代表を中心とする国会議員が参加した。
平成9(1997)年
『リソース・シリーズ3 食料安全保障と人口:資料』(和文)
原著者:FAO/UNFPAおよびボー ・トン・スアン、グエン・ティ・タン
世界食料サミットヘの準備として国連食糧農業機関(FAO)が国連人口基金との共同研究された、「人口増加と土壌劣化」に関する論文の日本語版および、1996年5月にマレーシアのクアラルンプールで開かれた。人口と食料安全保障に関するAFPPD(人口と開発に関するアジア議員フォーラム)特別運営委員会に提出されたベトナム国会社会委員会委員長グエン・ディ・タン議員とマグサイサイ賞受賞者である著名な農業学者ボー・トン・スアン博士の共著論文の日本語版。世界食料サミットに向けた資料として作成された。
『国際食料安全保障・人口・開発議員会議(IMPFSPD)議事録』(和文)
食料農業機関(FAO)主催の世界食料サミット(WFS)に合わせ、1996年11月にスイス・ジュネーブで開催された国際食料安全保障・人口・開発議員会議(IMPFSPD)の議事録。同会議の成果は世界食料サミットで公式に配布され、またWTOルジェーロ事務局長にも桜井新・会議議長から手渡しされた。
『未来のための食料』(和文)
国連人口基金出版物“Food for the Future”の日本語版。人口増加の抑制と食料確保を行うために女性の参加が不可欠であることを様々な具体例から解明している。
『リソース・シリーズ4 世界食料サミット1996年世界食料安全保障のためのローマ宣言および世界食料サミット行動計画』(和文)
国連食糧農業機構(FAO)によって“全ての人の飢餓からの解放”をテーマに1996年イタリアのローマで世界各国の元首を集め開催された「世界食料サミット(WFS)」のローマ宣言と行動計画の本邦初の翻訳であり多分野から同文書の日本翻訳の決定版として高い評価を受けた。
平成10(1998)年
『リソース・シリーズ5 Five Years from ICPPD−国際人口開発議員会議から5年−人口と開発に関する国会議員会議宣言文』(和/英)
カイロの国際人口開発会議から5年目を迎えこの機会に人口と開発に関する国際議員会議・地域議員会議の宣言文を集成。今後の更なる発展のための資料とした。
『リソース・シリーズ6 Population Policy in Asia』(英文)
APDAが主催する「人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議」で呼びかけを行ない各国の人口政策を各国政府責任者もしくは専門家が記述した。各国の政策に責任を持つ国会議員が関与している点で類例を見ない。
『リソース・シリーズ7 欠乏の時代の政治学−引き裂かれる水資源−』(和文)
ワールド・ウォッチ研究所から刊行されたSandra Postel著、Worldwatch Paper 132 “Dividing the Waters:Food Security Ecosystem Health and the New Politics of Scarcity”の邦訳。今後人類社会に大きな制約を与えるのが、淡水資源の不足である。増え続ける人口を支えるための農業生産もまた淡水資源の逼迫によって大きく制約を受けると考えられている。地球は水の惑星といわれるが飲料や農業用に安定して使用できる水の総量は地球上の水の0.000008%に過ぎない。この水の総量は有史以来変わっておらず、人口が増加する分だけ1人当たり使用できる水の量はどんどん減少しているのが現実だがこのことが十分に認識されていない。人口増加を支えている地球の限界が目の前に迫っていることに警告を発している。(日本語版版権取得)
『人類のための環境』(和文)
UNFPA“Environment for People”の日本語版。人口問題、環境問題、開発問題を効率的かつ実質的に解決するためには、その3つの領域の間に架け橋を懸け、相関関係を重視することが必要であるとの視点に立って、主に環境と人口の間に横たわる様々な問題を例に、解決のために必要な視点、方法、手段を探っている。
平成11(1999)年
Resource Series 8 Parliamentarians' Activities on Population and Development −History of Parliamentarians' Activities and It's Findings(英文・一部スペイン語)
1999年2月ハーグの国際フォーラムに合わせて開催された「国際人口開発会議評価のための国会議員フォーラム(IFP)」のために準備された出版物である。この出版物の中には1994年の国際人口開発会議以降の人口と開発に関するアジア議員フォーラム(AFPPD)をはじめとし、アメリカ地域人口・開発国会議員グループ(IAPG)、アフリカ・アラブ地域人口開発議員フォーラム(FAAPPD)、ヨーロッパ地域の国会議員活動の成果である宣言文と、各議連の活動史をまとめたものである。地域の枠を超えて人口と開発に関する国会議員活動の成果が一覧にまとめられたことはかつてなく、国会議員活動の地球規模での広がりをも象徴している。
『国際人口開発会議評価のための国会議員フォーラム(IFP)報告書』(和文)
1999年2月ハーグの国際フォーラムに合わせて開催された「国際人口開発会議評価のための国会議員フォーラム(IFP)」の報告書である。同会議には103ヵ国からおよそ210名の国会議員が参加した。同会議では国際人口開発会議から5年間の進捗状況とその進展を阻む障害について熱心な討議が行なわれ、人口と持続可能な開発を一貫した視点で扱うことを強く求めた「国際人口開発会議評価のための国会議員フォーラム・ハーグ宣言」が採択された。この内容は会議事務総長を務めた桜井新AFPPD議長の手によって、ハーグの国際フォーラムならびに3月にニューヨークで開催された準備会議の場でも発表された。
リソース・シリーズ9 『第21回国連特別総会特別委員会報告書「付録」−国連人口開発会議行動計画のさらなる実施に向けた主な行動−』(和文)
1999年6月30日〜7月2日にかけて、ニューヨークの国連本部で開催された「国際人口開発会議から5年評価のための国連人口特別総会報告書」日本語版。同会議では、国際人口 ・開発会議(ICPD)から5年を経て、その進捗を妨げる障害、エイズなどの予想以上の蔓延など、時代の変化をとり入れ、行動計画を実施する上で必要となる指標や障害を解消するための具体的行動などを国連加盟国が国連総会の場で協議し確認した。
平成12(2000)年
『人口と開発に関するアジア議員フォーラム第6回大会』(和文)
世界最初の人口と開発に関する議員フォーラムである「人口と開発に関する議員フォーラム(AFPPD)」が3年に1度開催する大会の議事録。AFPPDは1981年に設立されてから世界の指導的な人口と開発に関する地域議員活動として、アジアのみならず世界レベルでも人口と開発に関する国会議員活動の指導的な役割を担っている。その提唱者であり創設者の佐藤隆・元農水大臣と桜井新・現議長の出身地である新潟県で開催されたAFPPD大会の報告書(日本語版)。同大会では千年期最後の大会として二千年期に向けたアジア・太平洋地域の人口・開発問題に関する国会議員の活動方針を協議しその成果は「新潟宣言」にまとめられた。
『リプロダクティブ・ライツ・チャート2000』(和文)
国際家族計画連盟(IPPF)が作成した“reproductive rights 2000”ウオールチャートの日本語版。世界各国のリプロダクティブ・ヘルスやライツに関連する政策の現状や進捗状況を一覧にしたものである。英語版ではアルファベット順になっていたものを地域別・あいうえお順に編集を加え読者の便を図っている。また各国の国名表記は外務省の表記に準拠した正規名称を用いている。
『女性のエンパワーメントに向けて』(和文)
UNFPA出版物“Working to Empower Women−UNFPA's Experience in Implementing the Beijing Platform of Action”の日本語版。“女性のエンパワーメント”は国際人口開発会議(ICPD)行動計画において人口問題の解決を果たす上での重要なカギとなる概念として位置付けられた。また中国北京で開催された第4回世界女性会議では中心的な概念となった。第4回世界女性会議から5年を踏まえ人口・女性問題に共通する女性のエンパワーメントを中心にICPD行動計画ならびに女性会議の行動綱領実施と関連するUNFPAの活動を具体的に紹介している。
平成13(2001)年
『人口問題ブリーフィングキット2000年度版』(和文)
UNFPA出版物“Population Issues Briefing Kit 2000”の翻訳。人口問題は“数”の問題ではなく生きて生活している“人々”の問題であるという視点から現在の人口分野における様々な課題とその問題への取り組みを概観したものでカイロの行動計画実施の意味を説明している。
『興四海野春風−財団法人アジア人口・開発協会20年の歩み−』
財団法人アジア人口・開発協会(APDA)事務局には岸信介元首相の手になる『興四海野春風』の額がある。これはAPDA設立時に、“APDAの活動が世界中に暖かい春風を興して欲しい”という願いをこめて揮毫されたものである。APDAは設立以来20年にわたって、様々な活動を繰り広げてきた。本書は2002年に20周年を迎えるAPDAの20年間の歩みを集成したものである。本書には APDA設立以前からの人口と開発問題にかかわる日本国の国会議員活動とAPDA設立以降の様々な行事が事業別年度別で記載されている。さらにAFPPD設立の直接の契機となった人口と開発に関するアジア国会議員会議(ACPPD)から1984年の世界人口会議、国際人口開発議員会議をはじめ、2001年の「水資源−食料安全保障−人口に関するアジア−アフリカ議員会議」までAPDA−AFPPDが中心となって開催した国際会議の宣言文も収められている。今後の日本国の人口問題に対する取り組みならびにAPDA活動の基盤となるものである。
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