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1.3 国際会議での審議事項
 AP215:Ship Arrangementsはグリーンビル国際会議(1994年10月)よりWorking Draft(WD)が提出され、スコープの見直し、AAMの変更、ARMの詳細化等ドキュメントの更新を行い、トロント国際会議(1996年10月)で初めてN番号付きの正式WDが発行された。本APに関連して1994年10月から2000年10月までの国際会議で取り上げられた審議事項を以下に示す。
(1)グリーンビル国際会議(1994年10月)
・NIDDESCの資料をベースにスコープの拡張作業を行っている。
資料名:NIDDESC Ship Arrangement Application Protocol(Viersion 0.1)
(2)シドニー国際会議(1995年3月)
・loading data、spacec configurationのissueについて審議した。
資料名:Application Protocol: Ship Arrangements WD(95-03-13)(N番号無し)
(3)ワシントン国際会議(1995年6月)
・シドニーで提起されたコメントを折り込んだWD(含むAAM、ARM)が提出された。
・その他Issue Log(1995.06.26)、Loading Model(1995.06.16)が別冊として出された。
・Loading、Compartment、Representation、Propertyについて審議した。
資料名:Application Protocol: Ship Arrangements WD(95-06-22)(N番号無し)
(4)グルノーブル国際会議(1995年10月)
・CDCバージョン作成中とのことで、本会議では審議されず。
(5)ダラス国際会議(1996年3月)
・Loading Modelの各BBのEXPRESS−G図およびEXPRESS記述をレビューした。
資料名:shipSTEP SHIP ARRANGEMENTS LOADING MODEL(96-01-14)(N番号無し)
・下記資料を基に、船関係AP共通のAAMの検討を行った。
資料名:shipSTEP AP215−SHIP ARRANGEMENTS AAM(96-01-15)(N番号無し)
(6)神戸国際会議(1996年6月)
・作成途中のAP215 Building Blocksが配布され、UoFに対応するBBを審議した。
・AP215 WDが配布されるも、日付(95-05-01)がワシントン会議より古く参考にならず。
(7)トロント国際会議(1996年10月)
・最新版のAP215のWDが配布された。正式文書番号ISO TC184/SC4/WG3 N531(T12)
資料名:Application Protocol: Ship Arrangements WD(96-10-04)
・Annex G.ARMは別冊として配布された。
・関連するUoFのBBは"Building Blocks−Torontoversion"(96-10-03)に含まれるが、Damaged Stability BBは未完成である。
(8)チェスター国際会議(1997年3月)
・最新文書は出なかった。Tronto Version(N531)が最新版である。
・Qualificationもまだである。
・Loading Model WD(96-01-14)はAP215に含まれる。独立文書として更新されない。
・BBsについてAP218との共通部分が協議され、以下の共通BBがその対象として挙げられ、AP215の方へ置くことを検討した。
-arrangement_relationships
-compartments
-compartment_design_definition
-compartment_properties
-arrangement_description
-loading_conditions
-caego_assignment
-cargoes
-coatings
・AP215のAltemate EditorはMr.John KendallからMr.Tim Turner(LR)に変わった。
(9)サンディエゴ国際会議(1997年6月)
・最新文書は出なかった。Tronto Version(N531)が最新版である。
・AP218から得たissuesを解決した。
・Industry Reviewを8月に行う予定である。
・チェスター会議でのAP215、218共通部分見直しに従いscopeを変更した。
・3BBs(compartments、compartment_design_definition、compartment_properties)に対するスコープの冗長性を解決した。
・要検討のissuesが残された。
(10)フローレンス国際会議(1997年10月)
・最新文書は出なかった。Tronto Version(N531)が最新版である。
・最新版は10月末をリリース予定としている。
・issuesのresolusionが完了した。
・scopeの変更が完了した。
・ARM Industry Reviewを11月に行う予定である。
・MariSTEP版BBは完了している。
(11)オーランド国際会議(1998年2月)
・新しいDraft Document N704('98.1/27)が提出された。正式Documentは2月末にリリースされ、Industry Reviewが行われる予定である。
・Wide Industrial Reviewが現在QCレビュー中である。
・イシューレゾルーション完了。現状のBBsはSCMにアップデートされた。
・ARMの最終版を3/末までに完了させる予定。
(12)バートアイブリング国際会議(1998年6月)
・APオーナーがオーナー交代を申し出た。
・正式DocumentのSOLISへのアップデートが2ヶ月ほど遅れる。
・作業予算に問題が生じている。
(13)北京国際会議(1998年10月)
・現在作業中断している。
・SEASPRITEプロジェクトでARM→AIMマッピングが進められている。SEASPRITEが作成したAIMに関するSCMを用いたUOFsのマッピング文書(AIM for AP215)が提出された。
・マッピングを'99/3末までに完了し、6月にCD Documentをリリースの予定。
(14)サンフランシスコ国際会議(1999年1月)
・進展なし。
・MARISTEPでのインプリメンテーションで大量のissuesが出された。
・新BBオーナー及び新エディターを募集している。
(15)リレハンメル国際会議(1999年6月)
・issuesは解決された。
・BBが完成した。
・本会議後Draft AP documentを"Wide Industry Review"として配布する。
(16)ニューオリンズ国際会議(1999年11月)
・WD新版N821が完成し"Wide Industry Review"を行う。"Wide Industry Review"の一環としてビジネスケースや交換シナリオをエディターから要請。
・本会議後N821の第6章「Conformance requirements」を完成させ配布する。
・Conformance ClassおよびAP Interpretationの議論が焦点となった。
(17)メルボルン国際会議(2000年2月)
・N821のWide Industry Reviewが開始されていたが2000年2月4日のコメント期限を2000年3月3日まで延期することになった。コメント期限後、ARMのIssueを解決しMapping Tableの開発を開始する。
・2000年4月17〜19日、Charleston(SC、US)にてInterpretation work shopを開催することになった。JMSAから井上委員が出席することになった。
(18)Wide Industry Review(1999年12月〜2000年3月)
・約60件のIssueが寄せられた。
・JMSAメンバーから、次の7件のIssuesがEMSAサーバに提出された。
・JMSA−HK−000303−2
・JMSA−SAKU−000303−1
・JMSA−SAKU−000303−2
・JMSA−SAKU−000303−3
・JMSA−SAKU−000303−4
・JMSA−SAKU−000303−5
・JMSA−SASA−000303−1
(19)AP215チャールストンワークショップ(2000年4月)
・最終のARMの調整を終えて、AIMへのマッピングに取りかかる準備を完了するのが本ワークショップの目的である。
・人的リソース補充のために、SCRA/PD: ESのLen Slovenskyが米国から投入された。
・既存のIssue項目の検討・整理を行いARMが固まった。
・日本からのコメントはその場では議論せず、CD作成の際に盛り込むこととなった。
・マッピング作業は、OwnerのPete、EMSAからTim、Jochen、PDESからLenがそれぞれ分担することになった。
(20)ボルドー国際会議(2000年6月)
・Workshopの成果によりBulding Blockが変更された。またAP215のMapping作業も担当がWorkshopで決定され、作業が開始されている。
・現在Mapping Tableを作成中で、2000/9迄に完成させ、reviewを2000/11、Develop AIM and CD documentを2001/1、CD QC review documentを2001/2に終了の予定。
(21)チャールストン国際会議(2000年10月)
・Interpretation実施中。CD用ARM(Clause 4 and ARM EXPRESS−G)の生成が完成し、Mapping Specification−2000/11、CD Document−2001/2完成予定。
・AP218とのSCM Mapping Table/Rulesの整合が必要。内容によってはscheduleに影響する。これらの情報の不整合について11月15〜17日にCharlestonにてWorkshopを行うことになった。
(22)フンチャル国際会議(2001年2月)
・CD用ARM(Clause 4 and ARM EXPRESS−G)の生成が完成し、ARMのQuality Review完了。Mapping Specification(Clause5.1)は95%終了し、CD Document to WG3 for Ballot−2001/4完成予定。
・AIM Short Formの開発およびGlobal Ruleの拡張を開始した。今後、AIM Long Form及びAIM Express−Gの生成に取り組む予定である。
(23)サンフランシスコ国際会議(2001年6月)
・CD ballot phaseが2001/05/16にスタートし、2001/09/14に終了予定である。
・AP215に関連するOpen issuesについて議論がなされ、18件についてresolutionが得られた。1件についてはDISステージに先送りとなった。
(24)福岡国際会議(2001年10月)
・CD ballotが2001/09/30に終了した。次のDIS ballotは2002/03/30の予定である。
・USA/UK/JAPANからのCD ballot issues(計59件)についてreview/resolution workshopが行われ、JAPANからのOwner's approvalの追加に関する要求は採用されることとなった。AP216/218にも反映が必要となる。
・AP216 DISに倣いAP215のterms、AO、ARMを更新し整合を取ることとなった。
・GUID(Globally Unambiguous Identifier)については不明確な部分が多いので、広く受け入れられる実装法をT23に要請することとなった。
(25)マイトルビーチ国際会議(2002年2月)
・DISドキュメントを2002/3/31までにWG3 Convenerに提出予定。また、Test Caseは2002年3月に完成予定である。
・CD ballot commentは処理されDISARMに折り込み済み。
・Mappingについてはballot commentから大きな変更は無し。
・DIS ballotの為のReference PathとGlobal Rulesは更新。
・ARMとAIMダイアグラムの修正が完了間近。
(26)ストックホルム国際会議(2002年6月)
・Part41、42についてアップデートが施され、2002/6/20に新たなDocumentが発行される予定。
・DIS Documentが完成し、2002/7にDIS ballotが行われる予定。
(27)ソウル国際会議(2002年11月)
・進展無し。
・Owner&Editor欠席により、予定されていたDIS ballot commentに対するTechnical Discussionは行われず、2003/6/21−23にUS Pro(Charleston)にて実施予定のAP215 & AP218 DIS ballot resolution workshopまで延期されることとなった。
(28)サンディエゴ国際会議(2003年3月予定)







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