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(12)Compartment_insulation(4.2.51)
 Compartment_insulationは、Genaral_compartment_property(4.2.104)のタイプであり、Compartmentに必要となる断熱材を示す。次の属性を持つ。
−insulation_category
−user_defined_value
 insulation_categoryは、区画の境界上に用いられる断熱材のタイプを示すための記号である。これらの断熱材は、次のような目的で用いられる。
・熱せられている場所、換気されている場所、そして空気調節装置を施した場所への熱移動の比率を減少させるため。
・付着する水滴を減少させるため。
・近接した場所において火災が発生して場合に、過度の温度上昇を防ぐため。
 境界の断熱材は、付着する水滴を防ぐために防水加工を施して結合部に設置する。
 insulation_categoryの値は、次の内の何れかである。
・A:Fibrous-glass faced thermal insulation board
・B:Fibrous-glass unfaced therma
・C:Fibrous-glass faced thermal and sound absorbing felt
・D:Sheathing,consisting of perforated aluminum
・E:Fibrous-glass tape
・F:Latex adhesive
・G:Epoxy adhesive
・H:Aluminum alloy stud
・I:Carbon steel stud
・J:Aluminum alloy or steel spacer
・K:Adhesive-attached studs
・L:Elastomeric foam
・M:Adhesive for securing polyimide foam thermal insulation panels
・N:Polyimide foam faced thermal insulation panel
・0:Closed cell foam
・P:Polyimide foam
・Q:Fibrous-glass
・R:Acrylic tape
・user_defined:user_specified_valueで定義されるもの
 user_defined_valueはオプション記述で、insulation_categoryのuser_defined分類の定義である。
 
(13)Compartment_naval_administrative_property(4.2.52)
 Compartment_naval_administrative_propertyは、Compartment_property(4.2.56)のタイプであり、艦艇の設計のみに適用できる固有特性及びCompartmentの設計上のパラメーターを示す。各Compartment_naval_administrative_propertyは、次の何れかとなる。
・Compartment_ziplist_number(4.2.66)
・Compartment_nuclear_classification(4.2.54)
・Compartment_safety_class(4.2.57)
・Compartment_security_classification(4.2.58)
 
(14)Compartment_noise_category(4.2.53)
 Compartment_noise_categoryは、General_compartment_property(4.2.104)のタイプであり、Compartment内での騒音に対しての設計要件を定義する。次の属性を持つ。
−noise_category
−user_defined_value
 noise_categoryは、区画内での騒音に対して特別な考慮がなされるべきかを分類分けしており、各分類はアルファベットにより示される。noise_categoryの値は次の何れかとなる。
・A:低い声で話の通じるくらいの騒音に押さえて設計すべき区画
・B:くつろげるように設計すべき区画
・C:静寂の状態にあるように設計すべき区画
・D:耳が聞こえる程度で設計すべき区画
・E:大声で話の通じるくらいの騒音になるよう設計すべき区画
・F:上方に向かって話が通じるように設計すべき区画
・user_defined:user_defined_valueに従う
 user_defined_valueはオプション記述で、noise_categoryでのUSER_DEFINED分類の定義である。
 
(15)Compartment_nuclear_classification(4.2.54)
 Compartment_nuclear_classificationは、Compartment_naval_administrative_property(4.2.52)のタイプであり、Compartment内に原子炉を置くように設計されているか、核兵器の収容もしくは修繕に使用されるのかどうかを示している。これ以外については、核を所有していないものとして分類される。次の属性を持つ。
−nuclear_classification
 nuclear_classificationは、区画が核を置くスペースとして設計されているかどうかを示すのに用いられる指標となる。ここでの明示は、核兵器の保管や修繕に用いられるスペースと同様に原子炉のようなものを含むために特別に設計されたスペースに適用される。
 nuclear_classificationの値は、次の何れかである。
・non_nuclear:原子力推進システムを持たず、また核兵器の保管、修繕にも用いられない区画。
・nuclear:原子力推進システムを持つか、核兵器の保管、修繕に用いられる区画。
 
(16)Compartment_occupancy(4.2.55)
 Compartment_occupancyは、General_compartment_property(4.2.104)のタイプであり、Compartmentの収容人数に関する設計要件を示す。次の属性を持つ。
−occupancy
 occupancyは、Compartmentの収容人数を示す。
 
(17)Compartment_property(4.2.56)
 Compartment_propertyは、Compartmentの重要な特性値を示しており、特定のコンテキストに関連付けられている。各Compartment_propertyは次の何れかである。
・General_compartment_property(4.2.104)
・Compartment_naval_administrative_property(4.2.52)
・Cargo_compartment_property(4.2.15)
・Tank_compartment_property(4.2.161)
 次の属性を持つ。
−context
 contextは、設計値を区画のプロパティに関連付けられる指標である。
 概算値、計算値、そして計測値のコンテキストは、プロパティの値の精度を示すのに対して、最大値及び最小値のコンテキストは、プロパティにおける設計上の極値を定義するのに使われる。contextの値は、次の何れかである。
・calculated:計算設計値
・estimated;概算設計値
・maximum:最大設計値
・measured:建造時に計測した値
・minimum:最小設計値
 
(18)Compartment_safety_class(4.2.57)
 Compartment_safety_classは、Compartment_naval_administrative_property(4.2.52)のタイプであり、危険な労働環境に関してCompartmentの安全性の分類を示している。
−safety_category;
−user_defined_value.
 safety_categoryは、区画内における危険な労働環境に対して特別な考慮がなされるべきかを分類分けしたものである。safety_categoryの値は、次の何れかである。
・A:安全性がclassAとして指定された区画
・B:安全性がclassBとして指定された区画
・C:安全性がclassCとして指定された区画
・user_defined:user_defined_value属性に従う
 user_defined_valueはオプション記述で、safety_categoryのUSER_DEFINED分類の定義である。
 
(19)Compartment_security_classification(4.2.58)
 Compartment_security_classificationは、Compartment_naval_administrative_propertyの(4.2.52)のタイプであり、立ち入り権限及び安全上の使用許可に関してCompartmentのセキュリティー要件を示す。次の属性を持つ。
−security_classification;
−user_defined_value.
 security_classificationは、区画内の立ち入り権限及び安全上の使用許可に対して特別な考慮がなされるべきかを分類分けしたものである。security_classificationの値は、次の何れかである。
・classified:classified-levelである安全上の使用許可を持つ人間にのみ立ち入ることのできる区画
・secret:secret-levelである安全上の使用許可を持つ人間にのみ立ち入ることのできる区画
・unclassified:機密扱いをされていない区画
・user_defined:user_defined_value属性に従う
 user_defined_valueはオプション記述で、security_classificationのUSER_DEFINED分類の定義である。
 
(20)Compartment_stiffened_surface_area_property(4.2.59)
 Compartment_stiffened_surface_area_propertyは、Compartment_area_property(4.2.42)のタイプであり、隔壁、甲板、外板等の内側に取り付けられた防撓材の表面積も含めた区画内の総表面積の計測値を示す。
注)stiffened_surface_areaは、下塗り塗料またはペンキのような区画の表面及び添え付けられた防撓材に適用される塗装の原料の総量を見積もるのに用いられる。
 次の属性を持つ。
−stiffened_surface_area.
 stiffened_surface_areaは、隔壁の面積も含めた防撓された面の面積を示す。







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