項目タイトル |
IMO規則又は議題
衛星EPIRBの整備
Testing of satellite EPIRB |
IMO−LINK−No.
又は審議報告 |
ISO/TC8提案規格名:
衛星EPIRBの整備方法
規格の種類:整備規格 |
審議番号又は
担当部会
TC8/SC6 |
IMO規則内容
又は審議事項 |
GMDSS救命設備として、現在406MHz EPIRB及びLバンドEPIRBの二つが使用されている(我が国は
406MHz EPIRBのみ)。それらの点検整備についてはMSC/Circ.1039(陸上整備)及び1040(年次整備)に整備要件等が規定されている。MSC決議MSC.69(69)により、2002年7月以降、衛星EPIRBは船上又は陸上での年次整備が必要となるが、その中で周波数の安定性、信号強度の測定が要求されているため、船上における整備の実施が困難として、整備内容の見直し提案がなされた(COMSAR7/6/2及びCOMSAR7/6/3)。COMSAR7(2003年1月)で審議の結果、年次検査から周波数の安定性、信号強度の検査内容を削除するとともに、5年毎の陸上における詳細検査を実施することが合意された。 |
ISO規格内容
又は提案事項 |
1.国際規格の必要性
EPIRB等のGMDSS救命設備の点検整備について我が国は、従来から認定された整備事業場において整備技術指導書に従った定期整備を実施しており、整備体系及び内容ともに外国より優れていると考える。IMOにおける審議状況を見ながら、我が国の整備方法をもとに、整備記録様式等も含み国際的なISO整備規格を提案することにより、国際的な貢献ができると思われる。
2.国際規格の市場適合性
現在の整備状況は、各国によりそのレベルが様々であり、整備コストもそれにみあったものと考えられる。現在のガイドライン(MSC/Circ.1039及びMSC/Circ.1040)は、点検整備の内容を規定しているが、具体的な整備方法や実施手順をISO規格化することで、国際的に統一されたレベルの整備実施が図られるとともに、整備コストも同等になると期待されることから市場(特に我が国)にとっても望ましい方向であると考えられる。
3.国際規格の内容
(1)年次整備及び5年毎の陸上における詳細整備方法及び実施手順
(2)整備記録様式
(3)整備に使用する機器、施設の規定
4.優先順位
既に定期整備が実施されていることから、急ぐ。 |
関連資料 |
1. MSC/Circ.1039 Guidelines for shore-based
maintenance of Satellite Epirbs
2. MSC/Circ.1040 Guidelines for annual testing of 406MHz Satellite Epirbs
3. Resolution MSC.69(69)Adoption of amendments to the international convention
for the safety of life at sea,1974 as amended
4. COMSAR7/6/2 Annual test of satellite EPIRBs by Norway
5. COMSAR7/6/3 Testing of satellite EPIRBs in SOLAS regulation IV/15.9、 MSC/Circ.1039
and 1040 by COSPAS-SARSAT
6. EPIRB整備記録表 (GMDSS救命設備整備技術指導書、平成14年度、日本船舶品質管理協会) |
関連国際規格として提案すべき項目:
|
その他意見:
|
備考:
|