<7>重大傷害又は死亡事故に関し米国造船所間での情報シェア・ネット・ワーク実現のための可能性研究(Feasibility Study to Implement an Information Sharing Network between U.S. Shipyards for Serious Injuries and fatalities)
助成額2万5,600ドル、スポンサーは施設・設備パネル。米国では過去5年間に造船所及び船舶修理工場で100人以上が事故死している。本プロジェクトは大造船所、中小造船所にネット・ワークをはって相互に情報交換し、重大障害や死亡事故を減らすための実施要領や手順を作成出来るかどうかの可能性研究である。
<8>ハイソリッド塗装適用手順参考基準(High−Solid Coating Application Process Reference Guide)
助成額44,825ドル、スポンサーは表面処理・塗装パネル。本プロジェクトは現在認可されている海軍ハイソリッド塗装システムの全てについてデータを蓄積し、使いやすい使用マトリックスを作成することを目的とする。このマトリックスの中には最適使用情軽・従来の実績・艦艇の建造及び修理のための最善使用要領等が含まれている。
<9>機械化溶接の溶接中検査(In Process Inspection of Mechanized Welds)
助成額8万1,000ドル、スポンサーは溶接技術パネル。本プロジェクトは市販の装置、例えば電磁音響トランス・ジューサー(EMATS:Electro−Magnetic Transducer)を使って、船舶建造時の溶接中検査が出来るかどうかの可能性調査である。EMATSは超音波により非接触で溶接表面の状態を検査する装置である。
<10>造船業のための「リーン101」訓練(“Lean101”Training Customized for the Industry)
助成額5万5,000ドル、スポンサーは横断的課題パネル。本プロジェクトはNSRPリーン・イニシアティブを補足するもので、リーン製造法の訓練をシミュレーションを使って作業者及び監督者に与えるものである。本プロジェクトでは無料で訓練教官を訓練するワークショップを開催する。
<11>固着しない溶接ノズル(No Stick Welding Nozzle)
助成額8万5,000ドル、スポンサーは溶接技術パネル。本プロジェクトは溶接ノズルの設計を変更して寿命を延ばすプロジェクトである。新設計のノズルはそれによる寿命延長の利得がコスト増を上回るものでなければならない。
<12>海外造船所を含んだ購買及び購買関連ベンチマーク研究(Purchasing & Purchasing Related Benchmarking Study Including International Yards)
助成額2万2,500ドル、スポンサーはビジネス・プロセス技術パネル。本プロジェクトは購買諸活動で何が基準となって他が定まっていくかを研究することを目的とする。ビジネス・プロセス技術パネルが基準を決めるトピックスを選ぶ。
<13>STEP船舶テスト・ケースの能力向上(STEP Ship Test Case Enhancement)
助成額4万ドル、スポンサーはシステム技術パネル。テスト・ケースは開発者に如何に正確にデータ変換基準を使用するかを知らしめ、共通の変換要因を例示することになる。本プロジェクトはHVAC(Heating、Ventilation and Air Conditioning)データ変換のテスト・ケースを開発し、現在のHVACテスト・ケースを最新のものとし、さらにSTEP AP215を用いて船体配置データの変換のためのテスト・ケースを開発する。
<14>溶接監督者訓練と資格付与(Welding Supervisor Training and Qualification)
助成額6万5,000ドル、スポンサーは溶接技術パネル。本プロジェクトは各造船所のプロセス及びスケジュールに合った方法で溶接監督者を訓練し、さらに資格試験を実施することにより、溶接効率を向上することを目的とする。
<15>環境技術パネル戦略計画立案及びアウト・リーチ・プログラム(Environmental Technology Panel Strategic Planning and Outreach Program)
助成予定額10万ドル、スポンサーは環境技術パネルであるが、今の所ECBが全額支出している。ライフサイクルにわたり環境に優しい「21世紀グリーン船」の開発を目指したプロジェクトであるが、前述の通り環境技術パネルのプロジェクト計画案をECBが承認後発効となる。
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