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みんなの広場
 
なるほど学校協力勝手連・・・
豊田 道子さん 大阪府
 
 1月号の「学校協力勝手連」、堀田理事長さんの巻頭言と特集記事を興味深く読みました。ナルホド、ナルホド、という感じです。
 私自身はもう子どもも成長して嫁ぎ、今は遠くにいる孫と時々電話で声を交わすことが楽しみの毎日。正直なところ、地域の学校や今の子どもたちには、それほど関心をもっておりませんでした。時々うるさく軒先を走っていくのを見るだけで・・・。
 池田小の事件のこともあり、今の学校の怖さを感じていたところです。子どもたちもどこか窮屈そうで、でも先生方も一生懸命努力して大変なのでしょうし、と思っているところへ、学校協力勝手連という言葉を見て、そうか、もっと私たちが勝手に関心をもてばいいのかと思い直しました。でも残念ながら、そうして働きかけていくと、学校のほうから拒まれてしまいそうな気もないではありません。さわやかさんのほうで、ぜひ、学校の「心の窓」をもっと開いてもらえるよう、頑張ってくださるとうれしいですね。
 
叩いてみましょう。「されば開かれ」るかも知れないから。
治療の事前指定書を知って
匿名希望さん 69歳
 
 2月号対談の「治療の事前指定書」、レットミーディサイド、初めて知りました。こうした分野には関心をもって、尊厳死協会などにも問い合わせたことがあります。私は現在一人暮らし、独身で子どももおりません。大した財産はないのですが、死後についても事前にきっちりと遺言を書いておきたいと考えているところです。
 でも一番不安なことが、たとえば自分が痴呆になって寝たきりになってしまったりしたときのこと。むやみに薬で長生きはしたくないし、でも自分の意思を託す子どももいません。あるいは仮に子どもがいたとしても、託された子どもの心に辛い傷跡を残させてしまうだけとも思います。
 事前指定書とは、そうしたところを解決してくれる一つの方法になるのかもしれません。まだ始まったばかりとのことで課題もあるのでしょうが、早速問い合わせてみようと思います。
 
決めれば、まず、安心が得られますよね。
ところどころに春の息吹
三好 明子さん 神奈川県
 
 堀田さんの講演会で『さぁ、言おう』をもらいました。読み応えがあって、でもそれほどむずかしくもなく、帰りの電車の中でほのぼのとした気持ちで読みました。そして駅からの帰り道、梅がほころび、早咲きの寒桜を見て、さらにウキウキ。心が温かくなった一日でした。
 
春のおたより、ありがとう。
 
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うつくしまねんりんピック2002
コンクール作品募集のお知らせ
(主催:厚生労働省・福島県・財団法人長寿社会開発センター)
 
 高齢者の生きがいと健康づくりを目的に毎年行われている“ねんりんピック”。今年は10月19日〜22日までの4日間、福島で第15回大会が開催されます。それに併せて投稿作品の募集協力がありましたのでご紹介します。日頃の思いを文章に綴ってみませんか?
■応募資格:
◆「長寿社会・私の主張」(60歳以上)
◆お年寄りとの交流をテーマとした
 「小学生作文」「小学生の絵」(小学生)
■締め切り:2002年5月24日(金)
■お問い合わせ先:
 財団法人長寿社会開発センター
 TEL:03(5470)6753
 
『ナルホド』 ことば・言葉・Word
 
 2年間にわたって「教えて! 基本用語」「知ってる? 最新用語」としてお届けした用語解説。おかげさまで皆様から「わかりやすい」「ナルホドと改めてわかった」と好評でした。今号からはさらに和製英語やカタカナ英語の説明も、という要望にお応えして、分野を広げてお伝えします!
 
パラリンピック
 ソルトレークで行われた冬季オリンピック。日本勢の活躍は残念ながら今ひとつだったが、4年に1度のトップアスリートの競合はやはり世界が注目する祭典だ。そんな熱気が一段落したころ、同じ地で開催されるのが、パラリンピックだ。
 “パラリンピック”とは「もうひとつのオリンピック(Para Olympic)」という意味があり、オリンピックと同様に、4年に1度開催される障害者のための世界大会。1989年からは国際パラリンピック委員会が組成され、130以上の国と地域が加盟している。
 夏と冬、同様に開催されるが、障害の程度によって勝敗に不公平が生じないよう、「クラス分け」や「持ち点制」、あるいは複数のクラスを統合(コンバイン)して実施する「コンバイン制」や、競技を実施した後に障害の程度に応じて算出されたパーセンテージを記録に掛けて最終的な勝者を決する「パーセンテージ制」といった制度を導入するなどいろいろな配慮がなされている。知っているようで知らないパラリンピック、ぜひオリンピックと同じように声援していこう。
 
オンライン
 コンピュータネットワークがものすごい勢いで普及していくにつれて、通常ならば足で出向かなければ用事が済まなかったことでも簡単にパソコンを使って対処できるようになった。そのおおもとが「オンライン」。簡単にいえば「ライン(線)がつながっている」という意味だが、通常はそこから転じて電子ネットワークを活用した様々な行為の状態を指す。
 オンライン図書館、オンライン美術館、オンライン決済、オンラインショッピングなど多種多様。その多くはインターネットのホームページを活用しているが、電話によるものももちろんある。
 中には「オンライン受験可」とうたう検定も。これはホームページ上の試験問題にパソコンで答えていくものだ。いながらにして多くの情報をもてるのは障害者にとっても大きな長所。安全性の議論も必要だが、ぜひより使いやすく広がっていってほしい。
 







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