10)第1種プロペラ軸
プロペラ軸は、海水による腐蝕を防止するための手段を講じなければならないこととなっており、その方式として、1体スリーブ方式、分装スリーブでゴム巻方式、オイルバス方式及び耐蝕性の高い材料を使うなどがある。これらは全て承認が必要で、承認されたものは第1種プロペラ軸として扱われ、その抜出し期間が長くとれることとなる。この詳細は後述、プロペラ軸の種類と検査を参照にされたい。
11)第2種プロペラ軸
第1種プロペラ軸以外のプロペラ軸
12)第1種補機(船舶の推進に必要な補機)
次のいずれかに該当する補機
(1)主機、主要な補助機関、推進軸系又は推進軸系に動力を伝達するための装置のための補機にあっては、次に掲げるもの
(イ)潤滑油供給ポンプ
(ロ)冷却水ポンプ、冷却油ポンプ及び循環ポンプ
(ハ)燃料油供給ポンプ
(ニ)復水ポンプ及び真空ポンプ
(ホ)燃料油清浄機及び潤滑油清浄機(主機の運転に必要なものに限る。)
(ヘ)制御用又は始動用の油圧ポンプ及び空気圧縮機
(2)主ボイラ又は主要な補助ボイラのための補機にあっては、次に掲げるもの
(イ)給水ポンプ
(ロ)燃料ポンプ
(ハ)強制給排気送風機
(3)ビルジポンプ
(4)その他管海官庁が指示するもの
13)第2種補機(船舶の推進に関係のある補機)
次のいずれかに該当する補機
(1)第1種補機
(2)バラストポンプ及び消火ポンプ(非常用のものを除く。)
(3)操船補機(操舵装置等をいう。)、甲板補機(揚錨機、係船機等をいう。)及び荷役装置、冷蔵設備等に用いるもの
(4)通風機(機関室、ボイラ室、タンカの貨物油ポンプ室等の取扱者の健康に障害を与えるガス又は火災の危険性を有するガスが発生するおそれのある場所に設置するものに限る。)
(5)その他管海官庁が指示するもの
14)第3種補機
第2種補機以外の補機
15)1類管
使用する流体の種類に応じ、最高使用圧力又最高使用温度が次頁の表に掲げる範囲内にある管(バタワース管を除く。)
使用する流体の種類 |
最高使用圧力 |
最高使用温度 |
燃料油 |
7kg/cm2を超える範囲 |
61℃を超える範囲 |
蒸気 |
170℃を超える範囲 |
水及び空気 |
16kg/cm2を超える範囲 |
200℃を超える範囲 |
潤滑油(操作油及び熱媒油を含む) |
アンモニア |
すべての範囲 |
すべての範囲 |
LPG、LNG等の液化ガス |
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16)2類管
1類管以外の管
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