2. ディーゼルエンジンの分類
熱機関は原動機の一種で、人類が動力を得るために利用している。例えばオートバイ、自動車、車輌、船舶、航空機、ポンプ、発電機、耕うん機、建設機械などあらゆるものが、動力源として熱機関を利用している。この動力源となる機械の事を原動機という。ディーゼルエンジンは熱機関の一種で、現在の熱機関中最も熱効率が高く、運転経済性が優れている。各種の原動機を一覧表にしてディーゼルエンジンの位置するところを見ると1・8表のとおりになる。
ディーゼルエンジンとは、シリンダ内で燃料と空気の混合物を燃焼させ、発生した燃焼ガスの膨張力を利用して、ピストンを動かしピストンの往復運動をクランク軸により回転運動に変換して動力を得るものである。
ここで、ディーゼルエンジンを分類すると1・9表のようになり、その代表的なものを1・1図から1・6図に示す。
1・8表 原動機の分穎
(拡大画面:27KB) |
|
1・9表 ディーゼルエンジンの分類と適用
(拡大画面:52KB) |
|
1・1図 横 形
1・2図 立形直列
1・3図 立形V形
1・4図 高速機関(ハンガタイプ)
1・5図 中速機関(台板式)
1・6図 低速機関
|