8.まとめ
本講座は、週2回、3ヵ月間の運動が、高齢者の健脚度、メディカル面(身体特性、血液性状)、心理面(生活習慣・意識)におよぼす影響を明らかにするとともに、運動プログラムの内容が、高齢者に無理なく安全に適応できているかという検証を目的として実施したものである。
3ヵ月間という短い期間での検証であったが、移動能力の向上のみならず生活習慣といった自己の心理面での著しい向上が認められた。
さらに、本講座で実施した運動プログラムが高齢者にとって、有効かつ安全であることが検証できたことは、大いに評価できる成果であったといえる。
今後は、本講座で検証された運動プログラムやデータ等を基礎に、それぞれの地域の環境や特色を活かしたプログラムヘの対応を図り、全国の各地域へ展開するための糸口としたい。
最後に、本講座に快くご協力いただいた深川一丁目老人会「ほがらかクラブ」の皆様、また、運営をサポートしてくださった(福)みまき福祉会身体教育医学研究所の皆様に、厚くお礼申しあげます。
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