社会貢献者の記録
平成14年度
The 2002 FESCO Awards for Social Contribution
社会貢献支援財団
まえがき Foreword
平成14年度も、皆様のご協力の下、28件の素晴らしい社会貢献者の方々を表彰させていただくことができました。ご推薦者の方々、事業助成をいただいた日本財団、ご後援を賜った内閣府・総務省・外務省・文部科学省・厚生労働省・国土交通省ほか、ご協力くださった関係各位に厚くお礼申しあげます。
本年度は290件の候補者の方々をご推薦いただきました。曽野綾子氏を委員長とする表彰選考委員会により厳正な選考が行われ、第一分野(緊急時の功績)8件、第二分野(多年にわたる功労)12件、第三分野(特定分野の功績)8件、計28件の方々の授賞を決定いたしました。平成14年11月、常陸宮同妃両殿下のご臨席の下、表彰式典を挙行し、受賞者の方々を表彰させていただくとともに、日本財団賞をお贈りいたしました。
受賞者の最年少は中学3年生、最年長は92歳の方でした。第一分野の受賞者は、自らの危険を顧みず人命の救助に当られた方々で、そのために尊い一命を捧げられた方がいらっしゃいます。第二分野では、多年にわたり社会貢献活動に取り組まれ、顕著な功績をあげられた方々を表彰いたしました。また本年度は、第三分野の「ハッピーファミリー賞」に新設以来初めての受賞者を得ることができました。
受賞者の方々は、勇気を持って行動され、時として貴重な犠牲を払い、また多年にわたって困難を乗り越えて活動を続けられるなど、卓越した功績をもってよりよい社会の発展のために尽くされました。わたくしたちの表彰によって、これらの方々の功績がより広く知られ、それによってさらには社会全体の善意の活動を豊かにすることができれば、これに優る喜びはありません。
終りに、社会貢献者表彰が現在の形に改まった平成11年以来、選考委員をお務めいただいた渡部 昇一氏、アルフォンス・デーケン氏が任期満了と共に退任されることとなりました。両氏の2期4年間にわたるご尽力に深く感謝申しあげます。
社会貢献支援財団 会長 樋口 廣太郎
Chairman of Foundation for Encouragement of Social Contribution
Hirotaro Higuchi
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