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(4)装置内部の各機器の取り付け・内部接続ケーブルの接続
 
(1) シミュレーション制御PCの取り付け
   装置内部のシミュレーション制御PCの取り付けを行いました。
 
(2) 内部接続ケーブルの接続
   再度、接続ケーブルを整理し、各機器、各PCとの接続を行いました。
(写真5. 参照)
 
写真5. 各機器と接続ケーブル
 
(5)スロットルレバーの調整
 
(1) スロットルレバーの調整
   スロットルレバーのガタツキや、動きが軽い状態になっており、スロットルレバーを取り外し分解しました。スロットルレバー位置固定用の板バネを強くし、動きに抵抗を与えるよう内部プラスチック部品(テフロン製)にインシュロックを取り付けました。スロットルレバーを組立・調整し、機能確認を行いました。スロットルレバー位置固定用の金属部品が磨耗しており、次回の点検時までにスロットルレバーを交換する必要があります。
(写真6. 〜9. 参照)
 
写真6. スロットルレバーの分解
 
写真7. 磨耗した金属部品
 
写真8. インシュロックの取り付け
 
写真9. 組立後のスロットルレバー
 
(6)装置の総合調整、機能確認
 
(1) 装置の総合調整
   装置の外パネルを取り付け、装置の総合調整を行いました。
(写真10. 参照)
 
写真10. 総合調整
 
(2) 装置の機能確認
   装置の起動・停止およびシナリオを実行し、装置の機能に問題ないことを確認しました。
(写真11. 参照)
 
写真11. 操船シミュレーションの外観
 
(7) 消耗部品の定期的交換:
 操船シミュレーション装置は毎日稼動していることから、装置の消耗が進んでいます。今回の機器整備前(11月26日)に、右側の画像表示用29インチCRT故障が発生し、景観が画面に投影されない状態になっております。機器整備を行った結果、下記に記載した消耗部品の定期交換をお勧めいたします。
 
(1) 画像表示用29インチCRTについて
   右側の画像表示用29インチCRT故障が発生していることから、他の2台のCRTにも故障が発生する可能性がありますので、新規に29インチCRTの3台同時交換をお勧めいたします。
 
(2) スロットルレバーについて
   スロットルレバーのガタツキが大きくなっていることから、各部品の消耗が進んでいると思われます。機能を回復するため新品交換し、既存のスロットルレバーのオーバーオール整備をお勧めいたします。また、オーバーオール整備したスロットルレバーは、機能が不良になった場合の代替機となります。
 
(3) 操舵ハンドルについて
   操舵ハンドルのガタツキや、舵角表示部のはがれ等がありますので、オーバーホール整備された操舵ハンドル(船の科学館所有)に交換し、再度、オーバーホール整備をお勧めいたします。
(写真12. 参照)
 
(4) 換気ファンのガードについて
   換気ファンガードのメッキ処理がはがれさびが発生していますので、新品交換をお勧めいたします。(写真13. 参照)
 
写真12. 操舵ハンドル
 
写真13. 換気ファンガード
以上







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