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平成13年度子どもの感性を育てる表現研修会の実施結果について
1. 実施支部 4ヵ所
支部 実施日 人員 参加費
(1)青森県 10月30日(火)・31日(水) 96名 支部会員施設 \5,000
その他 \10,000
(2)香川県 11月7日(水)・8日(木) 104名 \3,000
(3)佐賀県 11月6日(火)・7日(水) 102名 \3,000
(4)鹿児島県 10月29日(月)・30日(火) 91名 \4,000
2. 研修内容
(1) 青森県支部
講義1 「子どもの感性を育てる表現」
分科会1 「打楽器と楽しく遊ぼう」
分科会2 「歌→創造性豊かに表現しよう」
分科会3 「キャストは花 スタッフは根」(演劇)
分科会4 「身体を使って遊ぼうI」(体操)
分科会5 「音を感じて(ミラーカーニバル)」
講義2 「子育て支援としての保育所の役割り」
 
(2) 香川県支部
講義 「新エンゼルプランと保育所の役割」
講義と実技
 講義 「子どもの感性を育てる表現」
 実技 「保育者自ら体験しよう」
分科会1 「音あそび」
分科会2 「全身表現あそび」
分科会3 「造形あそび」
分科会4 「お話あそび」(読み聞かせ・昔話・絵本・美しい日本語)
質疑応答 特別保育に対応した表現活動
 
(3) 佐賀県支部
講義 「子育て支援としての保育者の役割」
講義と実技
 講義 「子どもの感性を育てる表現」
 実技 「保育者自ら体験しよう」
講義 「保育士としての身だしなみ」
施設見学 「特別保育に対応した表現活動」
分科会1-[1] 「絵本、紙芝居で遊ぼう」
分科会1-[2] 「造形活動で遊ぶ」
分科会2-[1] 「折り紙で遊ぼう」
分科会2-[2] 「楽器で遊ぼう」
 
(4)鹿児島県支部
講義 「新エンゼルプランと保育所の役割」
講義 「子育てネットワークの拠点としての保育所の役割」
講義と実技
 講義 「子どもの感性を育てる表現」〜浜での園児の遊ばせ方〜
 実技 「保育者自ら体験しよう」〜心身の解放と表現する喜びを感じるために〜
  「表現活動の実際」〜パネルシアター、ブラックシアターの製作から発表まで〜
講義 「子どもの遊びと発達」
実技 「奄美の伝統文化、伝統芸能を体験しよう」
3.研修の評価
(1)青森県支部
 表現や感性といった基本的な部分が保育の糧になってくれればと思う。各々の感性をぶつけ合い、ひとつの物を作り上げ表現するという共同で仕事をする意義も学んでもらえたと思っている。
(2)香川県支部
 受講者の研修に対する態度は非常に真剣で、子どもの感性を育てるということが、今の子どもたちにとってとても大切だと痛感している各園の状況が伝わってきた。参加者の保育所において、今後より一層子どもの感性を育てる保育が重要視されるであろうことが期待されるものであり、研修の効果が大きいことが確認された。分科会では、それぞれのプログラム毎に分割されることなく、関連づけた講義実技を行うことで、幅が広がる等有意義な研修になった。
(3)佐賀県支部
 研修会は通常の研修とは違い、講義や実技をまじえて大変好評だった。特別保育に対応した表現活動では、普段見ることのできない施設見学を取り入れたことも良かった。分科会では、すぐに役立つ研修内容を多く取り入れ、参加者にも好評であった。
(4)鹿児島県支部
 研修地が奄美大島ということもあり、鹿児島本土からの受講者が極端に少なくなるのではとの危惧もあったが、ある程度の受講者が参加したことに安堵した。
 講演者は、保育現場からの講師に比重を置いたこともあり、参加者からは分かりやすく、実践的との評を得られた。実技についてもパネルシアターの実践的活用法は非常に好評価であった。実際に専門家が使用している様を見るのは初めてであり、この保育材料の可能性を再認識したと同時に、現場での即時再現性が高いとの声が多く聞かれた。また、雄大な自然の中の砂浜で行われた子どもの視点にたつことを重視した自然観察手法、自然物を利用し、遊ぶことを主体とした保育手法には、受講者も楽しみながらの参加となり、貴重な時間となった。
子どもの感性を育てる表現研修会
年度別開催支部及び参加者数の推移
年度 支部名 参加者数
平成8年度
(1年目)
滋賀県 112名
大阪 100名
宮崎県 91名
沖縄県 102名
405名
  (平均約101名)
平成9年度
(2年目)
青森県 91名
埼玉県 61名
鹿児島県 100名
沖縄県 106名
358名
  (平均約 90名)
平成10年度
(3年目)
山形県 103名
富山県 100名
島根県 80名
沖縄県 100名
383名
  (平均約 96名)
平成11年度
(4年目)
群馬県 68名
岐阜県 84名
京都市 49名
大分県 61名
262名
  (平均約 65名)
平成12年度
(5年目)
札幌 103名
滋賀県 102名
京都市 83名
大阪 80名
368名
  (平均約 92名)
平成13年度
(6年目)
青森 96名
香川 104名
佐賀 102名
鹿児島 91名
393名
  (平均約 98名)
合計 県(市)支部 2,169名 (平均約 90名)








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