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第36回全日本少年剣道錬成大会並びに
第26回全日本個人選抜少年剣道錬成大会報告書
実施期間 平成13年7月25日〜7月26日
実施場所 日本武道館
参加人員 4、535名
実施内容 夏の少年剣道の祭典ともいえる、第36回全日本少年剣道錬成大会と第26回全日本選抜少年個人錬成大会を、少年剣士の憧れの殿堂である日本武道館において開催した。
 開会式は太田忠徳全道連専務理事の開会の辞により始まり、国家斉唱、各優勝旗優勝杯の返還と進み、先ず松永光大会会長が主催者を代表して挨拶。来賓は臼井日出男前法務大臣、笹川陽平日本財団理事長等が祝辞を述べた。引き続き審判長秋山英武剣道範士八段が試合上の注意を述べ、選手宣誓は昨年小学団体優勝の千葉県茂原武道館□□□□君が全選手を代表して力強い宣誓を行った。
 試合に先立ち、恒例となっている日本剣道少年団研修会で最優秀賞に輝いた作品。小学生の部は新潟市・成思館道場の清水里奈さん(現在中学1年)の「悔しさをバネに」。受賞者自身により発表され、武道館の大観衆より盛大な拍手が送られた。
 試合錬成は、第1日目が小学団体の部で各地区の予選を勝ち抜いた504チーム、2、520人の少年剣士が、16試合場に分れて所狭しと熱戦を展開した。少年剣道大会最大のイベントに向け、少年剣士達は酷暑によく耐え訓練された成果が随所に見られ、勝ち進むに従い大将戦や代表者戦が数多く見られた。結果は別表の通りであった。
 第2日目は、初日と同様日本剣道少年団研修会で最優秀賞に輝いた北海道伊達市・伊達網代道場の馬場悠衣さんが「剣道とは」を感情豊かに発表し喝采を浴びた。
 試合は先ず、小学生個人戦と中学生個人戦の部を同時に開始したが、各都道府県の予選会で選抜しただけあり、日本一を決するに相応しい高度な内容であった。中学生の部は北海道伊達市・伊達網代道場の馬場悠衣さんの「剣道とは」が代道場の馬場悠衣さんが「剣道とは」を感情豊かに発表し喝采を浴びた。
 試合は先ず、小学生個人戦と中学生個人戦の部を同時に開始したが、各都道府県の予選会で選抜しただけあり、日本一を決するに相応しい高度な技術を披露し激戦を制したのは、小学生個人戦は大阪府竹の子剣道クラブ・高優司選手が優勝。中学生個人戦は愛媛県成武館・大亀健太選手が優勝。大亀君は小学個人日本一に続き中学個人も日本一を手にする快挙であった。
 個人戦の表彰式後直ちに中学生団体戦を行った。決勝戦は栃木県練兵館と茨城県いばらき少年剣友会の関東勢の戦いとなり、練兵館が昨年に続き連覇と通算10回目の中学団体日本一の大偉業を成し遂げた。
 2日間に亘った試合は、熱心に声援を送る家族や関係者で、さしもの広い日本武道館も埋め尽くされ、熱気の余韻を残し5,000名にも及ぶ大会を無事終了した。








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