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牧野 史子
 元西宮地域たすけあいネットワーク代表 東京ハンディキャブ副代表
 
まきの・ふみこ 千葉大学教育学部教育心理学科卒。大学ではセツルメント活動と出会う。4年間の小学校教員勤務後、夫の転勤に伴い、名古屋、福岡などで子ども関係の地域活動に携わる。西宮へ移り住んで3カ月で震災に遭い、仮設住宅の高齢者の支援活動を立ち上げる。以来、約6年間、孤立しがちな高齢者や障害者、在宅での介護家庭の社会参加や交流の場を市民参画で創り出し、「西宮地域たすけあいネットワーク」の組織を運営してきた。この4月に団体を離れ、東京に帰郷、二男一女の母。介護者のケアとネットワーク作り=オーロラプロジェクトの試み
<1>問題意識をもった背景
介護に通う道すがら思ったこと。在宅介護者との出会いの中で感じたこと。
<2>活動の経緯
(1) 「介護者のリフレッシュ講座」の開催
1999年12月 当事者の「人生このままで終りたくない」という想いがほとばしる。
(2) 「オーロラプロジェクト」を実験的に試行する。
a.事務所の2F−介護者のカルチャー教室などの講座
1F−要介護者のミニデイサービス
b.家族合同ツアー
※ねらい
介護者と要介護者に安心感を与えつつ、それぞれの社会参加と交流を図り、精神的な自立を促す。−孤立化を防ぐ取り組み。
(3) 介護者のネットワーク作り。(当事者組織へと発展するための支援)
・IT講習会の開催。
・介護者のアンケート調査。
<3>成果と課題
・外出しやすい条件の整備(企画・スタッフのサポート)により、在宅介護家庭のリフレッシュと小グループでのネットワーク作りが実現した。
・日常的なレスパイト事業にむけては難題がある。→デイサロンにむけて準備中。
神戸新聞 2000.4.20 より
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