地球深部探査船 基本設計の概要
主要寸法 |
喫水と排水量 |
搭載人員 |
船体全長:210m |
喫水:9.2m |
最大搭載人員:150名 |
幅:38m |
満載排水量:約60,000トン |
深さ:16.2m |
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測位システム
●衛星測位システム
 深海掘削を行う場合、海上での掘削船の位置を正確に把握する必要があります。船の位置を知る方法としては原理的にはカーナビ同様、衛星からの位置信号が用いられます。陸上基準局からのデータを用いて位置の補正ができる場合、1〜5mの精度で測位が可能となります。これが不可能な場合でも、16mの精度で船の位置を割り出します。
●音響測位システム
 衛星測位装置のバックアップとして音響測位装置を採用しています。海底に設置したトランスポンダと本船との間で、音響信号の送受を行い、本船の位置を算出します。複数のトランスポンダを用いるLBL方式の場合、30mの精度で測位が可能です。
自動定点保持システム
●自動船位保持装置
 測位装置からの位置・方位情報及び風向風速データ等を基に、360度回転するアジマススラスターと呼ばれる6台の推進装置を制御し、本船を自動的に所定の位置及び方位に維持します。また、ライザーの傾きを最小にするように制御する機能も備えています。