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参考資料−3 用語の説明
 本文中に、専門的用語が使われているので、主なものを下記に記す。
用 語 意  味
ハニカム触媒 蜂の巣状をした触媒で、ダストの堆積が起こらず、圧力損失も低いなどの特徴を持つ。
HC 炭化水素(Hydro Carbonの略)。炭素と水素だけからなる多数の化合物の総称
IMO 国際海事機関(International Maritime Organization)
LHSV 液空間速度(Liquid Hourly Space Velocityの略)。連続反応装置への原料液供給速度(20℃の液体容積流量)の反応器容積又は触媒充填容積に対する比。原料液供給速度を時間当りで示し、単位はh-1となる。
MEPC 海洋環境保護委員会(Marine Environment Protection Committee)。海洋環境を対象とするIMO機構を構成する委員会のひとつ。
Nox 窒素酸化物(Nitrogn Oxidesの略)の総称。
SA 表面積(Surface Areaの略)。固体単位質量当りの全表面積を比表面積という。ここで全表面積とは、たとえば多孔質体の表面積は外部表面と内部表面(細孔表面)からなり、担持触媒では活性成分表面と不活性成分表面からなるが、これらの面積の総和である。種々の測定法があるが、標準的にはN2等の不活性気体の物理吸着量からBET式を適用して求める(BET表面積)。
SCR法 選択接触還元法(Selective Catalytic Reductionの略)を言う。還元剤としてNH3を用い、酸素の存在下においても、触媒上でNOx還元が優先的に進み、還元除去する。
SOF 揮発性有機物質(Soluble Organic Fractionの略)。ディーゼルパティキュレート中の有機溶媒に溶解する成分。
SO2 二酸化硫黄。亜硫酸ガスとも呼ばれる。SOx中の98%程度を占めているとされる。
SOx 硫黄酸化物(Sulphur Oxidesの略)。硫黄酸化物の総称。
SPM 浮遊粒子状物質(Suspended Particulate Matterの略)。粒径10ミクロン以下の大気中の浮遊物をいう。
SV値 触媒単位体積当たりの処理ガス流量
SV=G/V(h-1)
G:標準状態に換算した処理ガス流量(m3N/h)
V:触媒量(m3)
W/F Weight/Flow 比率。V/FにおけるVの代わりに触媒の重量Wで表示したもの。反応器が小さい場合には触媒の容器誤差が大きいもので、変りに重量Wがよく用いられる。
WHSV 重量空間速度(Weight Hourly Space Velocityの略)。連続反応装置において、原料供給速度(重量/時間)の触媒重量に対する比。速度を時間当たりで示すと、単位はh-1。原料供給速度を容積単位で示し、触媒容積に対する比で表した空間速度を、それぞれLHSV(Liquid Hourly Space Velocity )、GHSV(Gas Hourly Space Velocity)という。








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