日本財団 図書館


第3節 第3回委員会議事概要
1. 開催日時及び場所
 日 時:平成14年3月4日(月)14:00 〜 14:50
 場 所:海事センタービル8F 801・802号会議室
2. 議 題
(1) 第6回無線通信・捜索救助小委員会(COMSAR)の結果報告
(2) 平成13年度 海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書(海難防止の国際的動向に関する調査研究)(案)
(3) その他
3. 出席者
(1) 委 員
今津 隼馬
佐藤 修臣、柳川 三郎、松本 宏之、増田 恵(代理:中川 欣三)、岡田卓三、宮永 正二郎、小坂 智規(代理:小林 憲)、長屋 信博
(2) 関係官庁
渡辺 直行(代理:山下 雄史)、黒田 晃敏(代理:福谷 幸資)、錦郡 満(代理:石山 満春)、高尾 留雄(代理:古川 正樹)、川崎 日出樹(代理:徳永 俊朗)、八島 邦夫(代理:二ツ町 悟)、小山 亮一(代理:三宅 真二)
(3) 事務局
津田 眞吾、笠間 貴弘
4. 資 料
(1) IR(01)3−1 平成13年度第2回委員会議事概要(案)
(2) IR(01)3−2 IMO第6回無線通信・捜索救助小委員会(COMSAR6)結果報告
(3) IR(01)3−3 平成13年度 海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書
 (海難防止の国際的動向に関する調査研究)(案)
5. 議事概要(◎:委員長  ○:委員  △:関係官庁  □:事務局)
(1) 第2回委員会議事概要(案)について、資料IR(01)-3-1は事前に各委員等に送付し、確認の上必要な修正を行っているので、説明は省略した。これに対して特段の意見はなかった。
(2) IMO第6回無線通信・捜索救助小委員会(COMSAR6)の結果報告について、海上保安庁総務部情報通信企画課及び海上保安庁警備救難部救難課から資料IR(01)-3-2により報告が行われ、これに対して次の質疑応答があった。
○ 海で救助される人の安全(COMSAR6/8/5/Rev.1関連)(イ)のプレナリーでの審議の中でフランス提案とあるが、どのような提案であったのか。
△ フランスの立場はSOLAS等の関係している人命に関する条約改正の見直しから始める。一方オーストラリア、サイプラス及びアメリカは、そこまではせず他の部分で担保する。
○ 事務局長オニール氏の開会挨拶の中で、第75MSC関連の報告または挨拶で、テロ対策についての話にふれたと思いますがCOMSARとの関連部分及び75MSCの部分はどのようなものだったか、わかる範囲でお教え願いたい。
△ 直接参加しておらず把握していないが、アメリカ側がロングレンジのインマルサット等を使用したAISの早期導入について積極的であると聞いている。
○ 中間作業部会の報告を見ると実質テロ対策について何の検討もなされていない。
◎ 実際参加された方がいないので、憶測でしかない。
◎ NAVTEX現状(COMSAR6/INF2及びINS4関連)(ロ)WGの審議の中で、ナブテックス局間の相互交渉とあるが、日本でもそのような干渉があるのか。
△ 海上保安庁にあるホストコンピューターはある時間で入力を止め、その後の定時放送までにプライオリティーを確認し、ナブテックスマニュアルに基づいたプライオリティーで10分を超えないようにプログラムされている。日本においての通常の定時放送に関して、相手の放送をつぶしてしまうシステムにはなっていない。
(3) 平成13年度 海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書(海難防止の国際的動向に関する調査研究)(案)について、事務局から資料IR(01)3-3により説明が行われ、特段の意見等はなく承認された。
(4) その他について
○ 報告書に議事概要を添付しておりますが、「調査した上で、後日回答する」「所官庁に確認の上回答する」等報告書になる段階で未回答の部分を添付する形でまとめて頂きたい。
□ 了解いたしました。
△ 前回の委員会の中でご指摘のありましたアドリア海における分離通航方式の制定について合致してない部分ですが、関係者に確認したところ詳細の適用条項等は不明、米国等からの指摘は航路指定の一般通則general provisionsに適用していないということですが、第何条が何処に適用していないのか詳細はつかめなかった。ただ推測するに、イタリアの東側のアドリア海400海里以上にわたって、今回イタリアが提案してきたところは、非常に限られた水域という部分から外れている。関係国がアルバニア・クロアチア多数にわたっており、調整されていないと推測する。
◎ 先程の報告書に添付する議事概要の「調査した上で、後日回答する」「所官庁に確認の上回答する」等は来年度継続しての事業ですので議事概要を載せる段階で回答も載せるように工夫したら如何ですか。
□ 了解いたしました。
(5) 平成13年度の最終委員会に当たり、日本海難防止協会津田常務理事が挨拶を行った。
(6) その他特段の意見なく、午後2時50分委員会を終了した。








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION