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ごあいさつ
財団法人 日本太鼓連盟
会長 津田 正
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 財団法人日本太鼓連盟は、1997年11月設立以来、今日では34都道府県に35支部が設置され、加盟団体数は800を越え、その会員総数も2万2千人の組織として発展してきております。また、資格認定制度に基づく公認指導員、技術認定員の総数もそれぞれ213名、1,955名と着実に増えております。今後は、全国講習会に加え、支部主催による支部講習会の開催が増えることにより、さらに、これら有資格者が増えていくと思われます。
 2002年から中学校の音楽で「和楽器の学習」が新たに設けられます。すでに各地域の学校では移行措置として和楽器の学習がスタートしております。
 このため、当財団といたしましては、日本太鼓指導者の育成、増員を図り、積極的に対応していく所存であります。
 海外においては、太鼓の演奏が「日本の心」を伝えるものとして高く評価され、当財団が設立されてから今日までに、27ヵ国で公演を行い、大変な好評を博しました。また、今後も、2002年1月に韓国、9月には新たな拠点作りのため北米、10月には日中国交正常化30周年を記念して中国において太鼓公演を行う予定です。
 このように日本太鼓が脚光を浴びる中、第12回日本太鼓全国講習会が島根県大田市三瓶青年の家で開催されますことは誠に喜ばしいことであります。
 全国からお集まりいただいた太鼓愛好者の皆様には、日本を代表する一流講師の指導のもと、技術の習得は勿論のこと、太鼓の歴史や礼節を学びとっていただきたいと思います。あわせて日本太鼓を通じ、全国の仲間と交流を図り、友好を深めて、太鼓との出会いがそれぞれの胸に残る講習会とされますことを期待いたします。
 今回の講習会にあたり、ご後援、ご協力いただきました文化庁、島根県、島根県教育委員会、日本財団をはじめ、ご指導いただきます講師の先生方、そして細部にわたりご協力いただきました主管団体の財団法人日本太鼓連盟島根県支部に心から感謝しお礼を申し上げます。
 
財団法人日本太鼓連盟島根県支部
支部長 景山 俊太郎
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 このたび、財団法人日本太鼓連盟主催の第12回日本太鼓全国講習会が、島根県大田市三瓶青年の家において開催されますことは、島根県支部にとりまして光栄の極みであり、感激の念に絶えません。遠方にもかかわらず全国からお出でいただいた皆様方には心より歓迎を申しあげます。
 ここ島根県大田市は、県中央部に位置し、四季折々に多彩な顔を見せる海や山、さらに、ラドンの含有量世界一を誇る池田ラジウム鉱泉など、その恵まれた自然環境が印象的です。開催会場が置かれております国立公園三瓶山は、山麓に緩やかな斜面が広がり、牛の放牧にも利用され、スキー、登山、キャンプなど四季をつうじて楽しむことが出来ます。また、大田市には数多くの史跡、歴史的保存区も残存されており、中でも、現在、世界遺産登録を目指し活動を進めている石見銀山遺跡が有名です。
 さて、私ども島根県支部は昭和58年、県内に点在しておりました各太鼓団体が一同に集い結成いたしました。この間、中国地方に唯一の日本太鼓連盟加盟支部として、微力ながらも和太鼓を通じた県内伝統文化の保存、地域における世代間交流の活性化にその役割を果たしてまいりました。この講習会を契機に支部一丸となり、より一層の努力に励む所存です。また、講習会においては太鼓道を極めようと日々精進しておられる皆様の更なる技術の向上と、未来明るい次世代へ、日本が誇る和太鼓の魅力とその響きを継承できる実り多き講習会になりますことを節に祈念いたします。
 最後になりますが、講習会開催にあたり格別のご支援、ご協力を賜りました島根県、島根県教育委員会並びに、大田市、大田市教育委員会をはじめとする関係者の皆様、そして講師の先生方には心より感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。








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