伊予三島磐座太鼓ろうあ部会 「鼓龍会」
(愛媛県)
演奏曲/「飛翔の章」
「ろうあ者も頑張れば太鼓が打てるはず。」そんな思いで昭和62年7月、耳の聴こえない仲間が集まりました。和太鼓の勇壮な響きを何とか自分達で表現したいと、伊予三島磐座太鼓保存会の指導を受け、3年間基礎練習を続け、平成2年5月、伊予三島福祉会館落成式にて、初舞台を踏みました。この様子は広く全国に紹介され、私達の良い思い出となっています。
その後、グループの名前を「磐座太鼓ろうあ部会・鼓龍会」とし、県内外へ出かけて太鼓を披露しています。
私達耳の聴こえない者にとって、音を合わせる事はたいへん難しい事です。しかし、私達は目で仲間のバチの動きを追い、身体で太鼓の響きを感じ取りながら音を合わせています。
この太鼓の活動をとおして、私達の社会参加の機会が広がり、聴覚障害者に対するいろんな意味での理解が深まる事を願っています。