岡原村は、球磨盆地のほぼ中央に位置する純農村地帯です。岡原中学校(全校生徒104名)では12年前から、音楽の授業の一環として、日本の伝統芸能(民謡・民舞・太鼓)に全校生徒で取り組んできました、それは子供達の豊な心と体を育てる大きな糧となってきました。発表の場は、主に校内の文化祭や村の行事ですが、対外的にも発表する機会にも恵まれ、生き生きと歌い、踊り、打つ中学生の姿は、多くの方々に感動を与えてきました。

　岡原太鼓「飛翔」は、一昨年の熊本未来国体夏季大会開会式での式典演奏の依頼を受け、創作したものですが、さらに、それに地元岡原村に伝わる太鼓踊りの要素も取り入れ「息吹き」をテーマに、未来に向かって真っ直ぐにたくましく生きていく姿を表しています。メンバーは音楽部の3年生を中心とした有志です。来年からこの太鼓は村の社会教育の場に移行されますが、今回学校教育のなかで取り組んできたことが、このような大きな評価を得たことは意義深いことです。

　これもひとえに、これまで伝統芸能を受け継いできた卒業生たち、応援してくださる保護者、村民の皆様のおかげと感謝しております。

代表者	伊豆野　浩
	生田　由貴		伊勢　文音		伊勢　久美子
	入田　舞子		小川　みき		鏡　芙美哉
	鶴田　はるか		豊永　真衣		中原　祥子
	畠山　あゆみ		畑崎　奈美		平山　みき
	鮒田　貴也		星原　祐太朗		村山　麻衣