(7) 鉄道整備水準に関する地域比較
○近畿主要都市間輸送サービス
・ 各中心都市(大阪、京都、神戸)間の輸送については、大阪市内へは、概ね各都市から乗換なしで移動することが可能であり、表定速度も高速である。また、(米原〜大津〜)京都〜大阪〜神戸(〜姫路)を結ぶラインについても、JR新快速のスピードアップなどの施策により表定速度の向上が図られ、近畿圏の大動脈としての機能を有している。
・ 一方、県庁所在地間の輸送に関しては、大阪〜奈良、大阪〜和歌山については、JRと各私鉄が、サービス向上に努めていることもあり、比較的表定速度も高くなっている。京都〜奈良、奈良〜和歌山などの近畿内陸環状方向の交通についてはサービスレベルの改善の余地があるほか、また神戸〜奈良、京都〜和歌山、神戸〜和歌山など大阪を貫通する交通については、特急以外では直通列車の設定がなく大阪市内で乗換を要するなど、サービス水準が低い。
表 3-3-6 主要都市間の鉄道サービス状況
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注) ・ 表中の所要時間は、平日の昼間時間帯におけるものである。また、当該都市間における最短小時間となる経路について示している。
・ 区間速度は、乗車距離を所要時間で除した値である。また有料特急は除外してある。