佐藤愛子著

集英社(本体定価1300円)

佐藤愛子さんのエッセイはとにかく痛快だ。その生き方とも相まって支持する声が高い。編集部にも時々そんな声が届く。先日も一人暮らしという高齢の女性から「気晴らしには佐藤愛子さんの本。ぜひ紹介を」と電話をもらった。そこで今回は編集部から一冊ご紹介。毒舌とユーモアと、のびのびと老いに向き合う姿が浮かび上がる。

　

「「アイちゃん、教えて。IT革命ってなに?」といわれても、そんなもの、知らん、バカバカしい……と何がバカバカしいのか自分でもわけのわからぬことをいって怒っている。「知らなくても生きぬいてみせるぞ……」いえるのは今はそれだけである。」

　

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