ふれあい助け合い ワンポイント講座 9
新しい視点が広がる…
厚生労働省が進めている勤労者マルチライフ支援事業。これは、働く人もどんどん社会参加してより豊かな人生を送ろうというものです。企業とボランティア組織を比べるとマネジメントノウハウは断然企業のほうが上、だから時として現役サラリーマンの皆さんの中には活動のあり方がもどかしく、よかれと思ってついついいろいろと批判してしまう、そんな光景もあるようです。
でも、そんなときこそちょっと視点を広げてみませんか? 実は地域活動の現場には企業が今一番社員に求めたいと思っている環境が、当たり前のようにあるからです。たとえば柔軟な発想力。人がやっていることをしたり顔で腕組みして批判するだけの社員はもう不要。それに代わるアイデアを出せるプラス思考、ゼロからの企画力、自ら動いて一つのものをまとめ上げるコーディネートカ、ネットワークカなどは、NPOであれは当たり前のこと。
これだけ時代の流れが速いと、これまで見過ごされてきた「何もしない」リスクは企業にとって致命的。企業再生のためにも、そしてもちろん豊かな生きがいのある人生のためにも、ふれあい・ボランティア活動はとってもオススメだと思いませんか?