医療機関が健康保険組合や市町村国保などに医療費の請求をする際に提出する診療報酬明細書のこと。病名、投薬、注射、検査、手術などの項目ごとに医療費を計算する元となる点数が書き入れてある。

　一般の人には専門的でわからない、本人に病名がわかってしまうなどの理由で閲覧できなかったが、医療情報への関心が高まり、自分が受けた検査や薬に対して疑問を持つ人が増えてきたことから、厚生省(当時)は1997年6月から患者本人や親族の要求があれば原則として開示を認めるよう、都道府県に通知した。

　レセプト開示により、患者の医療費を知る権利が保障されたといえる。まだ実際の利用は少ないが、不正な医療費請求を防ぐ上でも、カルテの開示と併せて開かれた医療を目指してほしいものだ。

　古紙再生促進センターが1981年に制定したマークで、トイレットペーパー、学習帳、紙箱などで古紙を再生利用した製品に表示されている。木材パルプだけを利用した製品との識別を容易に行えるようにすることで古紙利用製品の拡大を図っている。紙リサイクルが一度使った紙を回収に出すだけでなく、再生された古紙利用製品を積極的に利用することで初めて成り立つことを認識してもらうことが目的。リサイクルが社会の関心事となるにつれマークの表示製品数は一挙に増加し、2001年3月末現在でのグリーンマーク表示製品数は、16711銘柄となっている。

　健康保険組合連合会によれば2000年度中に健保組合加入者が使った医療費で月額1000万円を超えたケースが98件と過去最高。500万円以上では2300件を突破した。「高額医療費」の主な要因は最先端技術に支えられた手術代が主。難病治癒への道が広がったのはとっても喜ばしい反面、医療保険財政悪化にもつながっている。多額の医療費がかかっても自己負担に上限もあるが、今年1月からはこの上限に追加負担が求められるなど健保法が改正された。

　いずれにしろまずは「健康第一」、心身ともに日々元気に暮らせるよう、皆でボランティア活動に励みましょう！