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ふれあい助け合い ワンポイント講座 3
指示待ちでは何もできない
 初めてボランティア活動に参加した人がこんなふうにつぶやいていました。「せっかく何でもやると言って出かけたのに、時間だけがただ過ぎていった。まったく人の使い方を知らない。」と憤慨しているのです。確かに初めて行った先で勝手な行動をするわけにはいきません。でも一方で「指示がなければやることがない。」ではボランティア活動はできないのも事実。細かく指示を出し、あるいは次々と丁寧に仕事を用意できるようなゆとりは活動の現場にはほとんどありません。どこの手が足りないのか、他の人はそれをどうやっているのかしばし観察して、自分から動いていくことも大事。もちろんそんな時、「○○をやりましょうか?」とひと言、声かけする気配りも忘れずに。「ボランティアの自発性」という意味を、そんな時こそ改めて考えてみませんか?








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