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3-4-2 今後の展開の可能性が考えられる社会的機能
(1)地域における海洋性レクリエーションの中核拠点
 
 マリーナには、プレジャーボート利用者を主要な対象者とした各種機能が求められるが、それと同時に今後は、プレジャーボート利用者だけでなく広く地域住民などの海洋性レクリエーションを楽しむ人々の中核拠点施設としての機能充実が今まで以上に求められ、海洋性レクリエーションの底辺拡大と海とのつきあい方などに対する各種活動、考え方などの啓蒙普及機能への展開が重要である。また、マリーナ等の運営にあたっても単にプレジャーボート所有者を核とした人々を対象として事業展開をはかるよりは、より多くの人々を対象とした事業展開をはかる方が、保管業務のみ収益の柱を頼るのに比較して複数の収益の柱を育てることにより事業の安定化がはかられるとともに、多様な人材の活用が可能となり地域社会への貢献性も高まると考えられる。
表 ゴーリキマリンビレッジにおける事業(機能)概要
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表 ゴーリキマリンビレッジにおける集客構成の目標と現状
  県外団体客 県内団体客 個人客
現状   7割 3割
目標 6割 2割 2割
 
[参考]ゴーリキマリンビレッジ(桜自然塾)によるマリンスポーツフェアの実施事例
 舟艇保管業務だけでなく、海洋性レクリエーションの底辺の拡大や海との安全で正しいつきあい方などを普及啓発していくためのイベントの企画・実践をマリーナの運営団体が実施することによる機能の拡大、事業の性格の広がりがみられる。
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