■地方運輸局の再編
2002年7月には、地方運輸局において
[1]陸海空及び観光における「21世紀型交通ソフト行政の総合的展開」
[2]地域と一体となった公共交通・観光行政の推進
[3]地球環境問題や高齢化社会の到来など21世紀の課題への総合的対応
[4]規制緩和に対応した安全性重視の事後チェック型行政の確立
を図るため組織が以下のように再編されました。
[1]企画部の企画振興部への改組と体制の充実
[2]交通環境部及び環境の担当課の新設
[3]鉄道、自動車、海事に係る各事業部の再編
これにより、地方運輸局においても、低公害車の普及や環境にやさしい公共交通体系の実現等、環境問題への対応策を強力に推進していくことになります。
地方における運輸関係の環境対策への具体的な取り組みとして例えば以下のような施策を進めます。
[1]地域における交通環境問題への取り組みを総合的かつ計画的に推進するため、地方運輸局において、「地域交通環境対策アクションプラン」を策定するとともに、実施成果の報告や政策評価を実施します。
[2]地域の実情に即した低公害車普及を推進するため、地域における関係者から構成される「低公害車導入促進協議会を設置し、地方公共団体、運輸事業者、産業界における低公害車の計画的導入を呼びかけるほか、イベントやシンポジウム等を通じ、普及啓発を図ります。なお、地域のおける低公害車の普及については、地方経済産業局、地方環境対策調査官事務所と密接に連携して進めることとしています。
[3]特に大都市圏において深刻である自動車に起因する大気汚染対策として、運輸事業者に対し、バス・トラックの自主点検を指導したり、トラック等の街頭検査、迂回運送の促進等を、地方整備局や都道府県警察とも連携して進めていきます。